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「連立不等式」の基礎・基本
2つの不等式をともに満たす範囲は、教科書の数直線を使って説明する。連立不等式は解き方が決まっているので、その型どおりに解かせる。

1 授業のアウトライン
① 教科書の例示問題1・練習問題1(15分)
② 教科書傍用問題集(5分)
2 教科書の例示問題1・練習問題1はこう授業する
2つの不等式をともに満たす範囲は、教科書の数直線を使って説明する。
指示 . 1
教科書48ページ。(冒頭から、葉っぱマークまで読ませる)
指示 . 2
赤を出します。①式の範囲をなぞります。
指示 . 3
②式の範囲をなぞります。
指示 . 4
重なったところを塗ります。
それがの範囲です。
説明 . 1
式で説明します。
①の左辺と右辺を入れ替えます。当然、不等号もひっくり返します。
説明 . 2
その式と、②式を合わせます。
連立不等式の解き方
ⅰ)①と②に分ける
ⅱ)①と②をそれぞれ解く
ⅲ)不等式①と②を合わせる
指示 . 5
48ページ。例8を読みます。(式だけ読ませる)
発問 . 1
初めに何をしますか。(①と②をかきます)
次に何をしますか。(①と②を解きます)
①から解きます。(①が解けた段階で答え合わせをする)
②を解きなさい。(②だけで答え合わせをする)
最後に何をしますか。(①と②の不等式を合わせます)
答えのかきかたに迷う生徒がいるかもしれない。その場合は、
(1) 真ん中にを、左に小さい数、右に大きい数をかく
(2) 数との間に不等号を入れる
問12も同様に解かせる。
連立不等式の定着のさせ方は、以下のコンテンツに載せた。