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修飾語を使って書こう

言葉の役割について積極的に考えたり,普段使っている言葉を捉え直したりして,修飾と被修飾の関係について理解しようとすることができる。

修飾語を使って書こう

第1時

教科書の例文「わたしは 書きました。」を板書する。

指示 . 1

読みます。さんはい。

わたしは書きました。

発問 . 1

この文の主語は何ですか。

わたしは

発問 . 2

述語は何ですか。

書きました

説明 . 1

こうした文を詳しくしていく勉強をします。

指示 . 2

(手紙を文に付け足す)読みます。さんはい。

わたしは手紙を書きました。

説明 . 2

手紙は「書きました」を詳しくしています。
このように、文を詳しくする言葉を「修飾語」といいます。
「修飾語」さんはい

修飾語

発問 . 3

他に、どんな言葉を付け足したらさらに詳しい文になりますか。

指示 . 3

隣の人に言いましょう。

「誰に」「何で」「どこで」などの言葉が考えられる。発表させ、文に付け足していく。ノートに写させる。

指示 . 4

(板書をして)「わたしは 行きました。」さんはい。

わたしは行きました。

海に行っているイラストを掲示する。

指示 . 5

書いた文を発表します。

発問 . 4

どこに行きましたか

海です

説明 . 3

わたしは、海に行きました。となります。

山に行っているイラストを掲示する。

発問 . 5

どこに行きましたか。

わたしは、山に行きました。です。

学校に行っているイラストを掲示する。

発問 . 6

どこに行きましたか。

わたしは、学校に行きました。です。

発問 . 7

もっと詳しくできる人いますか。

わたしは、友達と学校に行きました。
わたしは、走って学校に行きました。
わたしは、ランドセルを持って、学校に行きました。

発問 . 8

わたしは行きました。の文をできるだけ詳しくしてノートに書きます。
黒板のイラストを参考にしても、違う場所でも構いません。

数名に発表させ、意見を板書していく。
子供たちの意見を聞き、「いつ」「どこで」「どこの」「どんな」「どのくらい」「どのように」をチョークで色分けして示し、こうした言葉が修飾語であることを押さえる。

説明 . 4

「誰に」「何を」「いつ」「どこで」「どこの」「どんな」「どのくらい」「どのように」に当たる言葉を修飾語と言います。

教科書を読み、授業を終える。

第2時

指示 . 6

ノートに写します。「わたしは、きのう台所で、九州のおじいちゃんに長い手紙を書きました。」

指示 . 7

読みます、さんはい。

わたしは、きのう台所で、九州のおじいちゃんに長い手紙を書きました。

指示 . 8

言葉のまとまりごとにまるで囲みます。(わたしは/きのう/台所で…といったように)

発問 . 9

手紙を はこの文のなかのどこの言葉を詳しくしていますか。近くの人に言いましょう。

書きました。

他の言葉についても同様に確認していく。

教科書を読み、どんな言葉が修飾語に当たるのか、「係る」という言葉を確認する。

昨日ノートに書かせた「わたしは行きました。」の文を1つ取り上げ、それぞれどの言葉がどの言葉を修飾しているのかを確認する。

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