y=tanθのグラフ(2倍角、半角)(弧度法)(DL可)
y=tanθのグラフは特殊なグラフである。半角と2倍角のグラフは周期に着目させ、y=-1,0,1になるθを見出し、グラフをかかせる。

1 授業のアウトライン
① 教科書の例示問題1・練習問題1(20分)
② 教科書傍用問題集(5分)
2 教科書の例示問題1・練習問題1はこう授業する
sinやcosの2倍角のグラフが終わった後に、このパーツを授業する。
プリント(y=tanθ(2倍角、半角)(弧度法)(DL可)を出します。
y=\tan \frac{\theta}{2}y=tanθ2のグラフ
\thetaθが\frac{1}{2}12倍されました。周期は何倍されますか。(22倍です)
周期は何度ですか。y=\tan \thetay=tanθの22倍です。(2\pi2πです)
漸近線も2倍されます。y=\tan \thetay=tanθの2倍です。何度ですか。(\theta=-\pi、\pi、3\piθ=−π、π、3πなど、です)
漸近線を赤でなぞりなさい。
漸近線に当たっているグラフあります。×をかきなさい。
周期が2\pi2πです。00と\piπの間のy=0y=0の点がなくなります。(口頭で示そうとしても言葉が長い。演示しながら説明する)
××以外のグラフを変化させます。y=0y=0の点を○しなさい。
\thetaθの2倍します。例えば、-\frac{\pi}{4}−π4が-\frac{\pi}{2}−π2になります。他にありますか。(\frac{\pi}{4}π4が\frac{\pi}{2}π2になります)
\theta=2\piθ=2πのグラフを通過しているグラフをかきなさい。
これも時間差が生まれるので、裏面に印刷されている用紙に「できるようにするために、同じものを裏面にかきなさい」と指示を出して時間差をうめる。
y=\tan 2\thetay=tan2θのグラフ
\thetaθが22倍されました。周期は何倍されますか。\left(\frac{1}{2}倍です\right)(12倍です)
周期は何度ですか。y=\tan \thetay=tanθの22倍です。(2\pi2πです)
漸近線も\frac{1}{2}12倍されます。どこですか。(\theta= -\frac{\pi}{4}、\frac{\pi}{4}、\frac{3}{4}\piθ=−π4、π4、34πなど、です)
漸近線を赤でなぞりなさい。\frac{\pi}{2}π2ごとに線が引けますね。
グラフを変化させます。(教師が演示して、→や←が付いたように変化させる)
このグラフで変なところはありませんか。
この発問が難しいようであれば、周期に注目させる。
周期は\frac{\pi}{2}π2です。例えば、\frac{\pi}{4}π4から\frac{\pi}{2}π2のグラフをかきましょう。
グラフができたらもってきなさい。
(裏面にも同じグラフを印刷して、裏面もかかせる)