みのむしのひみつ
冬に身近なみのむしが地域によっては絶滅危惧種になっていることから、みのむしの生態と環境の変化について考えるきっかけにしたい。(TOSS大阪みおつくし推薦) No.5303189 http://www.toss-mio.com/2009up/hotta/minomusi.html

発問 . 1
散歩をしている時に、木にぶら下がっているものを見つけました。これは何でしょう。
みのむし
説明 . 1
これはみのむしです。今日はみのむしのひみつを勉強します。みのむしという名前はわらで作った雨具の蓑に形が似ていることから名づけられました。
蓑を知っている子どもがいないか聞く。蓑を知っている子どもがいないか聞く。
発問 . 2
みのむしは大きくなるとあるものになります。何になるのでしょうか。
子どもに聞く。
説明 . 2
みのむしはおおきくなるとミノガというガになります。冬の間、みのの中に入り、6月ごろに大人の虫になります。
成虫の写真を掲示するとわかりやすい。
発問 . 3
大人の虫で、オスとメスの区別はどこでするのかな。
考えを発表しながら、他の生物の区別の仕方を思い出させる。
ガの形をしているものは、みんなオスなんです。
発問 . 4
メスはどんな形をしているのでしょうか。
予想でよい。発表したことをほめ、色々な考えを出させる。
説明 . 3
メスには羽や足もなく、大人になってもずっとみのの中にいます。みのの中でオスを呼ぶにおいを出して、交尾をし、みのの中に卵をうんで一生を終えるのです。
実際の写真を掲示すると、イメージを持ちやすい。
発問 . 5
不思議がいっぱいのみのむしですが、最近このみのむしがなかなか見つけられなくなっています。どうしてだと思いますか。お隣の人と相談してみましょう。
地域によってはたくさん生息している。
説明 . 4
ヤドリバエという虫が外国からきて、みのむしを食べてしまい、みのむしがいなくなりそうになっています。飛行機で外国に行きやすくなったことなど考えられていますが、はっきりしたことはまだわかっていません。みなさんがみのむしを見つけたら、今ではとてもむずらしい虫なので、先生に教えてくださいね。