若山牧水の短歌を授業する(言葉のイメージをもとに)
「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」を「言葉のイメージ」をもとにした授業。

授業サイトを使って行えます。
指示 . 1
スクリーンを見なさい。若山牧水の短歌です。
説明 . 1
白い鳥と書いて,「しらとり」と読みます。
指示 . 2
3回声に出して読んだらすわります。全員起立。
発問 . 1
話者が見ているものは何ですか。3つあります。ノートに書きなさい。
指名して発表させる。
説明 . 2
白鳥,空,海ですね。
発問 . 2
何という名前の鳥を白鳥と読んでいるのでしょう。ノートに書きなさい。
発表させる。
説明 . 3
場面は海ですから,きっとカモメだろうと考えます。
指示 . 3
空と海の色を○で囲みなさい。
発問 . 3
何色と何色ですか。
発問 . 4
何か気付くことはありませんか。
発問 . 5
なぜ,漢字とひらがなで表現しているのでしょう。
発表させる。
発問 . 6
白鳥は1羽いるとします。白鳥がただよっているのは,空ですか。それとも海ですか。ノートに書きなさい。
空か,海か挙手をさせる。
理由を発表させる。
説明 . 4
私は海にいると考えます。ひらがなのあをは,あたたかい感じ,やさしくつつみこむ感じがします。空の青はもちろんのこと,やさしくつつみこんでくれている海のあをにさえも染まらずにいる。だから,哀しくはないのかなぁといっているのだと思います。