うとてとこ
野口芳宏氏の追試です。 No.1117089 http://www1.ocn.ne.jp/~tashiro/utotetoko.html
原実践:野口芳宏先生 修正追試:田代勝己先生
コンテンツ作成:福原正教
今日は詩の勉強です。ちょっと風変わりな詩の勉強をします。(「う」と板書。) 読んでごらん。
・う
立派。立派。たいしたもんだ。(「と」と板書。振り返り読むように促す。つづけて一字時ずつ「て」「と」「こ」と板書する。)
・と て と こ
はい。一緒に読んでごらん。
・うとてとこ
~さん、読んでごらん。 うまい。(続けて何人か指名する)もっと大きい声で。元気がない。もっと元気よく。もっと大きな声で。もっと。もっと。(拍手)
今度は全員で読んでごらん。
・うとてとこ
全員で読むときはそんな大きな声で読まない。ふつうの声でいいんだ。もう一度、さんはい。
~さん一人で。そう、そうやって一人の時は大きな声で読む。
よし。 ~さん。さて、これはなんのことだ。
わからない人、手を挙げて。すごい。わからないことがわかるんだからすごい。でも、わかるぞ、授業中に。あ、そうか。そうだな。20分ぐらいするとわかるぞ。楽しみだろう。
・1行目板書(うとうとうとう)
・15秒の間。(自由に読ませて反応も見る)
一緒に読んでみよう。(拍子をとるようにする)
・うとうとうとう
何回か読ませる
何のことだかわかる。わからない人。(挙手) すごい。わからいことがわかるんだからすばらしい。
今、手を挙げなかった人。この人は、わかるという人だ。きいていみよう。立ってごらん。
・意見を発表する。
次いこう。2行目(うがよんわ)板書。
あ~わかったという人。
・意見を発表させる。(鵜という鳥が四羽であることを確認する。)
わかったという人。すごい。わからないと言ってた人がわかるようになった。これが勉強だ。読んでみよう。
・うとうとうとう うがよんわ
うまい。3行目(うとうとうとうと)板書。(間を取って反応をみる)何のことだろうか。わかるという人。わからないという人。
わからなかった。わかった。またわからなくなった。またわかる。わかるぞ次の一行で。 4行目(いねむりだ)板書。 わかったという人。
最初から読んでみよう。
今度は一人ずつ読んでもらうけど、これは私の最高の読み方だという読み方で読んでもらう。
前半をAとする。後半をBとする。AとBは同じ調子で読んだ方がいいのか、変えて読んだ方がいいのか。同じに読むという人は、ノートに○、変えて読んだ方がいいという人は×と書きなさい。
手の上げ方練習。
人数を確かめる。
なぜかえて読むのか。どのように変えて読むのか。
対立した意見が出れば、ノート作業、話し合い、代表者による読み比べをする。
今出てきたことを整理してみよう。 Aは「区切って、はっきり」 Bは「ゆっくり、・・・・」 各自で3回声に出して練習しなさい。
読んでみたい人
・読む
次に行こう。2連1行目(てとてとてとて)板書。何のことかわかる人。
手だということを確認する。
2連2行目(てがよんほん)板書。みんなで読んでみよう。
2連3行目(てとてとてとてと)板書。わからない人。おめでとう。
2連4行目(らっぱふく)板書
読んでみよう。
らっぱをふいているのは大人ですか。子どもですか。
詩ではまとまりのことを連と言います。ここが第1連。そしてここが第2連。では、先ほど第1連でやったAとBの読み方は、第2連でもあてはまるかどうか。あてはまるという人は○、第2連は違うという人は×をノートに書きなさい。書けたら理由も書く。
人数を確かめ、討論する。
この詩は2連で終わりでしょうか。それともまだ続きますか。
第3連の一行目と2行目を書いてごらん。
3行目はどうなりますか。
確認
4行目を書けた人からもってっらしゃい。板書させる。
検討する。(「五音」「子どもがすること」という視点から検討する)