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一年生 やる気が出てくるのぼり棒

子どもたちが、登り棒に積極的に挑戦するようになります。
(原実践 芹沢晴信、コンテンツ作成 大川典子)

私の学校の上り棒には、一本の上り棒に、3種類の色がついています。
下から、2mまでが赤、赤の上約50cmまでが黄、黄の上約50cmまでが青です。
32人中、上り棒のてっぺんまで上ることができる子が14人でした。
てっぺんまで上ることができた子は大喜びです。
しかし、そうでない子はだんだんやる気をなくしてきます。
上り棒にぶら下がることだけで精一杯の子は、特にそうです。

そこで、次のように投げかけてみました。

指示 . 1

「みんな、上り棒の色を見てごらん」

説明 . 1

「一番下の色が赤で,真中が黄色で、上のほうが青でしょ」

指示 . 2

「赤まで手が届いている人は黄色まで、黄色まで手が届いている人は青まで、青まで手が届いている人はてっぺんまで挑戦してみよう。」

すると、俄然子ども達のやる気が増してきました。
目標を、「てっぺんまで上ること」から、「上の色をめざす」ことで、「自分でもできそう」という気持ちが生まれたのです。(ちなみにこの指示の後の15分の挑戦でてっぺんまで上れた子どもは18人です。上の色にあがることができた子が11人もいました)