つなぎ言葉(接続語)の授業 実践記録
つなぎ言葉(接続語)の授業の実践記録です。

徒競走のとき、必死で走った。
【 】 、二位だった。
上の文を板書し、【 】に言葉を入れさせる。
順接を入れる子と、逆接を入れる子に分かれる。
それぞれ、どうしてその言葉を入れたのかを発表させる。
・練習の時は三位で、頑張ったから「だから」だと考えます。
・一位をねらっていたのに、負けて悔しいから、「しかし」です。
【 】の中の言葉は、書き手の気持ちによって、順接の可能性と逆接の可能性があることを確認する。
そして、つなぎ言葉(接続語)という学習用語を教える。
(順接、逆接という学習用語も、教えてしまった方がよい。)
その後、教科書や本からいろいろな接続語を探す。
順接(そこで・したがって・そこで・そのため・それなら・すると…)
逆接(けれども・だが・それなのに・ところが…)
並列・累加(さらに・また…)
対比・選択(あるいは・または…)
転換(ところで、さて…)
説明(つまり・なぜなら…)
など、たくさん見つけさせる。
その後、教科書を使ってまとめをする。
☆発展☆
算数のテストが、0点だった。
【 】 、~
上の文を提示し、 【 】の中に、これまで見つけた接続語を入れて、文を作らせた。
一つ書けたら、教師のところへ持ってこさせ、○を付けた。
3つ以上書けた子は、板書。
(わからない子には、黒板を参考にさせる。)
次のような文が黒板に並んだ。
★
算数のテストが、0点だった。
だから、親に怒られた。
★
算数のテストが、0点だった。
そこで、毎日1時間勉強することにした。
★
算数のテストが、0点だった。
しかし、全く気にしなかった。
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算数のテストが、0点だった。
ところが、国語のテストは100点だった。
★
算数のテストが、0点だった。
さらに、理科のテストも0点だった。
★
算数のテストが、0点だった。
ところで、今日のおかずはなんだろう。
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算数のテストが、0点だった。
つまり、努力が足りないということだ。
★
算数のテストが、0点だった。
なぜなら、全く勉強しなかったからだ。
たくさんの種類の文を書けた子、意外な文を書けた子を褒めていく。
教室の中で読み合い、楽しい授業になった。