「お」と「を」の違いをはっきりさせる
「お」は言葉の中で使い、くっつきの「を」は人やものの名前の後にくっついて、文の中で使われることを言葉集めを通して学習します。(TOSS武蔵野推薦) No.2173197 http://www.r-aquaparks.com/~chieko/1nensei.files/newpage1.htm

「お」と「を」の違いをはっきりさせる(1年)
小学1年生の教え方大辞典 30「お」と「を」の違いをはっきりさせる:古保清一先生の追試
(原実践との変更点)
・ものの名前ではない言葉(動詞、形容詞など)には「を」がつかないことを取り上げた。
文字カード「お」と一文字黒板を1枚貼る。
お◇:「お」で始まる2文字の言葉をノートに2つ書きなさい。
ノートの縦1行に1つの言葉を書くようにして、次の行に書かせていく。
時間調整でたくさん書ける子はもっと書いていいことにする。
(最後の行まで行ったら次のページに書かせる。)
「おの」「おゆ」「おす」「おれ」「おく」「おか」など。
「おる」など動詞が出てくることも考えられるが、ここではそのままにする。
順に発表させ、板書しておく。(以下同じ)
文字カードと一文字黒板を入れかえる。
◇お:「お」で終わる2文字の言葉をノートに2つ書きなさい。
書けたら立ちなさい。
5人立ったら、その人たちに発表させる。
いい言葉があったらノートに書くように指示する。
「しお」「かお」「さお」など。
文字カード「お」と一文字黒板を2まい貼る。
お◇◇:「お」で始まる3文字の言葉をノートに1つ書きなさい。
「おすし」「おしり」「おなか」「おやつ」など。
文字カードと一文字黒板を入れかえる。
◇お◇:まん中が「お」になる3文字の言葉をノートに1つ書きなさい。
「たおる」「やおや」「こおり」「におい」など。
文字カードと一文字黒板を入れかえる。
◇◇お:「お」で終わる3文字の言葉をノートに1つ書きなさい。
「かつお」「えがお」など。
文字カード「を」と一文字黒板を1まい貼る。
を◇:「を」で始まる2文字の言葉はありますか。
「ない」「わからない」
本当に「を」を使った言葉はないですか。
絶対ないと思う人。ほんのちょっとはあると思う人。
挙手させる。
実は、今の言葉には「を」がつく言葉はありません。
こーんな(広辞苑くらい)辞書のどこを探しても、ありません。
「をとめ」など、古語にはあるので、「今の言葉には」という言葉を付け加えておく。
じゃあ、みんな「を」はどうやって使うのかな?使ってみてごらん。
おゆ「を」わかす、など例文で答えさせる。
「を」はものの名前のあとにくっつけて使います。
今までノートに書いた「お」のつく言葉の下に「を」を書きなさい。
おのを おにを しおを おすしを たおるを かつおを
きちんと書いているか確認する。
「を」のあとに言葉を続けて短い文を作りなさい。
おのをもらう。 おにをたおす。 しおをなめる。 おすしをたべる。 たおるをあらう。 かつおをたべる。
3つ以上かけた子に前にもってこさせ、黒板に一文ずつ書かせる。
最後に、全員でできた文を読む。
動詞(「おる」「おりる」など)に「を」つけたら文がおかしくなることを確認する。
「お」は言葉の中で使います。「を」はものの名前にくっついて、
言葉と言葉を結びます。
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