いろんなことばの数字を覚えよう!
いろいろな国の数字を楽しく覚えます。(兵庫県西風サークル推薦) No.2116003
コンテンツ作成:岡本真砂夫
コンテンツ移行代理:五十嵐貴弘

毎年子どもたちと外国語の数字に挑戦しています。
数字は子どもたちにとって身近なものであるので、以外と覚えやすいようです。
いろいろ数字を覚えることは、多くのことに応用できます。
例えば漢字の指導で空書きをさせるとき。
3回ほど日本語で「いち・に・さん・・・」と一緒に数えさせながら空書きをします。
「じゃ、次は韓国語でやろう。」「イル・イー・サム・・・」
「じゃ、次はドイツ語。」「アイン・ツヴァイ・ドライ・・・」
変化ある繰り返しとなり、しつこいほど空書きができます。
体育の準備体操でも使えます。
高学年になると声を出さない子が増えますが、「いち に さん し」の代わりに「イル イー サム サー」と言うと
「オー ユック チル パル」 と大きな声が聞こえることが多いです。
授業参観などで、いろんな言葉の数字を使うと、保護者の方も驚かれます。
英語
ワン one
ツー two
スリー three
フォー four
ファイブ five
シックス six
セブン seven
エイト eight
ナイン nine
テン ten
ドイツ語
アインス eins
ツヴァイ zwei
ドライ drei
フィアー vier
フンフ funf
ゼクス sechs
ズィーヴェン sieben
アハト acht
ノイン neun
ツェーン zehn
元の言葉が同じなので、よく似ていますね。
英語は元々知っている子が多いですので、一番最初に覚えさせています。
※ドイツ語の1は「アイン(ein)」と表記していましたが、正しくは「アインス(eins)」であると本間様よりお教えいただきました。ありがとうございます。einは英語のa,anとほぼ同じ意味とお教えいただきました。('01 3/10)
韓国語
イル
イー
サム
サー
オー
ユック
チル
パル
クー
シッ(プ)
中国語(北京語)
イー 一
アル 二
サン 三
スー 四
ウー 五
リョウ 六
チー 七
パー 八
チュー 九
シー 十
韓国語と中国語もよく似ています。
マレーシアの方にマレーシアで使われている中国語の南方方言を教えていただいたとき、韓国語とたいへんよく似ていて驚きました。
※浅野様より、マレー語と台湾語についてご質問を頂きました。ありがとうございます。追記いたします。('01 3/10)
※中村様より、ここに書いていた(台湾・マレーシア語)は中国語の南方方言、おそらく広東語だろう、とのご指摘を頂きました。修正いたします。ありがとうございました。('01 5/14)
(マレー語、マレーシア語)
1 サトゥ satu
2 ドウーア dua
3 ティーガ tiga
4 アムパァ empat
5 リーマ lima
6 ンーナム enam
7 トゥージョ tujuh
8 ラーパン lapan
9 サムビーラン sembilan
10 サプール sepuluh
(中国語の南方方言)
1 ヤッ(ト) yat
2 イー yee
3 サム sam
4 セイ sei
5 ソー
6 ロッ(ク) luk
7 ツァッ (チュァッ)
8 パッ pat
9 ガオー(語尾を上げるそうです)
10 サッ(ト)
ここに書いてある中国語の南方方言は、マレーシアから留学されていた方の地元で普段使われている言葉だそうです。
韓国語とたいへんよく似ています。私が韓国語の1~10を申し上げたとき、「たいへんよく似ている!」と驚かれていました。
これは古代中国語の影響で、日本語の「イチ、ニ、サン、シ」も同じく古代中国語の影響を受けたそうです。(音読みですものね)同じ理由で、チベット語の数詞もよく似ているそうです。※中村様よりお教え頂きました。ありがとうございました。('01 5/14)
フランス語
アン un
ドゥ deux
ドロゥ trois
カトル quatre
サン cinq
スイス six
セス sept
ユッ(ト) huit
ヌフ neuf
ディス dix
イタリア語
ウノ uno
ドゥエ due
トレー tre
クワトロ quattro
チンクエ cinque
セイ sei
セッテ sette
オット otto
ノーヴェ nove
デェチ dieci
フランス語とイタリア語も語源が同じなので、よく似ています。
子どもたちに人気のあるゲーム「ウノ」の意味は、イタリア語で「1」であることが分かります。
子どもたちは一人でも覚えると、あとはあっという間に広がっていきます。
たいへんなのは教師かもしれません。
ですが、一度覚えるとなかなか忘れません。
一度挑戦してみると面白いですよ。