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『竹取物語』冒頭文と係り結び
「係り結び」を用いて、『竹取物語』の冒頭場面を読みとらせる授業である。古典の入門期に最適である。
http://homepage2.nifty.com/kyojyu/takekurabe02.htm

『竹取物語』の冒頭文を提示する。
指示 . 1
立って、一回読みなさい。
発問 . 1
文末に注目すると、他と違う文が二つありますね。どの文とどの文ですか。
・第3文と第4文。
発問 . 2
文末以外に、二つの文にはどんな共通点がありますか。
・文中に「なむ」がある。
板書…山あり。高き山なむある。
指示 . 2
ついて読みます。
発問 . 3
「なむ」によって、どの言葉が強められていますか。
指示 . 3
ノートに書きなさい。3文字です。
・高き山
板書…水流る。清き水なむ流るる。
発問 . 4
「なむ」によって、どの言葉が強められていますか。
指示 . 4
ノートに書きなさい。3文字です。
・清き水
発問 . 5
第4文では、どの言葉が強められているのですか。
指示 . 5
線を引きなさい。5文字です。
・もと光る竹
発問 . 6
なぜ「もと光る竹」が強められているのですか。
指示 . 6
理由をノートに書きなさい。
・根本の光る竹など、ふつうは生えていないから。
発問 . 7
第3文では、どの言葉が強められているのですか。
指示 . 7
線を引きなさい。5文字です。
・さぬきの造
発問 . 8
なぜ「さぬきの造」が強調されているのですか。
説明 . 1
近くの人と話し合いなさい。
・竹取の翁には、大袈裟な名前だから。
指示 . 8
学習して、分かったこと・気づいたこと・思ったことを書きなさい。