類語辞典を使って語いを広げよう
類語辞典を使って授業を組み立てる。ちょっとした時間ができたとき、短時間でできる。国語の時間の最初にちょっとやることを続けてもおもしろい。
本授業は、学研の類語辞典を使った。

指示 . 1
先生が問題を出します。カタカナ言葉です。日本語に直してください。
発問 . 1
「ギャップ」声に出して読みましょう。(「ギャップ」は板書する。以下問題は板書)
これを日本語に直すと何と言う言葉でしょう。ちょっと難しいからヒントです。一番最初に「へ」です。「ち」から始まる言葉でもいいです。
(グループで相談として答えさせるのもよい)
説明 . 1
「隔たり」「違い」です。声に出して読みます。(「ギャップ」「隔たり)
例えば、こんなふうに使います。「会話にジェネレーションギャップ(年代の違い)を感じた」
発問 . 2
「タイミング」声に出して読みましょう。さあ、日本語に直すと何でしょうか。ヒントなし。
説明 . 2
「時機」「好機」読みます。「タイミング・時機・好機」
発問 . 3
「ディスカウント」読みます。日本語に直すと。
説明 . 3
「割引き」です。読みます。「ディスカウント・割引き」
発問 . 4
「ミーティング」読みます。日本語に直すと。
説明 . 4
「会議」です。読みます。「ミーティング・会議」
発問 . 5
「ダメージ」読みます。日本語に直すと。
説明 . 5
「損害」「痛手」読みます。「ダメージ・損害・痛手」
この授業では、意味の同じ言葉をさがした。類語辞典を使うので、難語の意味を問うのもおもしろい。あてずっぽうから、本当の意味にせまることもできる。教師が類語辞典からいろいろな問題をつくることができる。