コンビニエンスストアの深夜営業について考える
コンビニの深夜営業について賛否が分かれています。いろいろな角度からコンビニの深夜営業における省エネを考えます。(TOSS福岡ML推薦) No.3260826 http://www7a.biglobe.ne.jp/~hanasin/konnbini/konnbini-sidou.html

京都市は地球温暖化対策の一環として、市内にあるコンビニエンスストアに深夜の閉店を求める方針を固めた。省エネで温室効果ガスの排出を減らすほか、消灯で夜の町並みの景観を改善する狙いもある。埼玉県や神奈川県も同じような方針を出している。しかし、一方で、反対の意見もある。名古屋市の松原市長は、コンビニが出している二酸化炭素の排出量は極少なく、深夜営業をやめても大きな削減にはならないなどと反発している。その他にも、コンビニの深夜における防犯の役割、冷凍食品などの待機電力の使用、深夜の配送などから、賛否が分かれている。
本授業では、二酸化炭素削減という視点から、コンビニエンスストアの深夜営業の規制を様々な角度から考えさせることで、環境問題について考える機会とさせることを目的としている。
全国で約43000店以上もあるコンビニエンスストア。食料品や日用品が買える以外にどんなことができますか?
「お金がおろせる」「映画のチケットが買える」
映画のチケットを買えたり、お金の引き出しやコピーなどさまざまなことができます。
さまざまなことが出来る以外にも人気の秘密があります?何ですか?
(サイトを先に見せる)
「24時間営業」
深夜に利用したことがある人は、約60%いるそうです。
では、どんなときに夜遅くに使いますか?
「夜、おなかがすいたとき」「他の店が開いていないとき」
そうですね。先生、家族が熱を出したとき、夜遅くに氷を買いにいったことがあります。とても助かりました。
ところが、京都市が、そのコンビニエンスストアの深夜営業を規制をすると発表しました。なぜだと思いますか。
「電気代がもったいない」「環境にわるいから」
コンビニの深夜営業を短縮すれば、電気の節約になり、二酸化炭素の排出量も減らすことが出来るという考えからです。さらに、夜型の国民のライフスタイルが変わるという意見も出ています。
コンビニの深夜営業を辞めることに賛成ですか?反対ですか?ノートに理由も書きなさい。
※挙手させて、理由も聞く。
賛成・・・「夜の電灯などの電気がもったいないからです。」
反対・・・「夜、買いものをしないといけないときに困るからです。」
深夜営業をやめれば、どれだけの二酸化炭素を節約できるのでしょうか。コンビニ12社などでつくる日本フランチャイズチェーン協会は次のように言っています。
読みなさい。
「日本の全コンビニが深夜営業をやめても日本の温室効果ガスは0.009%しか削減されない」
深夜営業をやめても、使わないといけない電力があります。それはなんですか?
「冷蔵庫の電気」
ジュースなどの飲み物、アイスクリームなどは、店が閉まっていても冷やしておかなくてはなりません。
次に現在、商品の配送は深夜に行われています。それが、昼間に行われるようになると二酸化炭素の排出量が2%増えるそうです。なぜですか?
「交通量が増えて渋滞になる」
渋滞になったぶん、配送の車が出す二酸化炭素は増えます。
さらに、反対派の意見では、コンビニの夜の役割についてもふれています。昨年3月~今年2月に夜道に危険を感じるなどした女性が午後11時~午前5時の深夜帯に駆け込んだケースが全国で約5000人いるとされています。
あなたは、コンビニエンスストアの深夜営業の規制について賛成ですか?反対ですか?