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小数のわり算の筆算(小数÷整数)での計算順序

教科書では、計算途中に小数点を打たせているが、順序を入れ替え、計算の後に小数点を打たせました。

啓林館「わくわく算数4下」P.47「わり算の筆算」(小数÷整数)の計算順序を教科書の例題と入れ替えた。

教科書の例題では、「7.2÷3」の筆算で、
①一の位の2
②小数点
③10分の1の位の4
で計算を進めている。

しかし、鉛筆君のセリフで、

整数と同じように計算していきます。

と吹き出しがあり、その右側に四角囲みで、

わられる数の小数点にそろえて、小数点をうつ。

と、書かれている。

そこで、教科書の記述通りの手順でわり算を進めた。

以下、授業の流れである。

ノートに筆算を書かせる。

指示 . 1

「7.2÷3」を筆算で書きなさい。

教師も同じように板書する。

鉛筆君のセリフに沿う問い方で聞く。

発問 . 1

どのように計算していきますか。

教科書をよく読んでいそうな子を指名する。
「整数と同じように計算していきます。」

教科書の鉛筆君の吹き出しを指で押さえさせ確認をする。

その後、計算させる。

指示 . 2

整数と同じように計算していきます。
「72÷3」のつもりで計算していきなさい。

指示通りに教師も板書していく。
「24」となることを確認する。

次の手順を問う。

発問 . 2

次に何をしますか。

すぐに指名する。
「わられる数の小数点にそろえて、小数点をうちます。」
教科書の記述に沿った言い方で答える。
記述部分を指で押さえさせ確認をする。

計算の続きをさせる。

指示 . 3

小数点を打ちなさい。

板書では。「7.2」の小数点から上に向けて矢印を書き、そろえていることを視覚的に分からせる。

商が「2.4」になることを確かめる。

その後は、
①整数と同じように計算する。
②小数点を打つ。
で、スムーズに進めることができた。