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鉄棒運動の授業づくり① 3つの大事なこと
鉄棒運動の授業をするときに押さえておきたい3つのことです。

鉄棒運動の授業は、次の3つを踏まえて組み立てます。
1 技のつながりを知る
鉄棒運動は技の系統性が強い運動です。土台となる感覚や技能が身についていないと、思うように技をできるようになりません。学習指導要領に例示されている技のつながりを踏まえて指導していくことが大切です。
2 「支える」→「ぶら下がる」→「揺れる・振る」→「回る」の順に、動きを配列する
「支える」「ぶら下がる」「揺れる・振る」「回る」は、鉄棒の動きの4要素です。低学年だけでなく、高学年でも繰り返し指導していくことが大切です。中でも、「逆さ姿勢でぶら下がり、揺れたり振ったりする」体験を十分に積ませておくことが、回転技の習得に大きく関わってきます。
3 1回の指導は15~20分程度とし、帯取りで指導する
45分間の授業を5時間するより、1回の指導を15分にすれば15回鉄棒に触らせることができます。1回の指導時間は短くして、鉄棒の触れる回数を多くするようにします。