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食べ物マップにまとめよう

「生き物と食べ物とのかかわり」は、カレーライスを使って調べると良い。カレーライスのもとである材料をたどることにより、「全ての食べ物が植物に行きつくこと」が実感できる。

食べ物マップにまとめよう

「食べ物とのかかわり」は、カレーライスで調べていくとよい。

発問 . 1

カレーライスの材料は、何でしょう。

【児童の主な意見】
・米、野菜(にんじん、じゃがいも、たまねぎ)、肉、ルーなど。

発問 . 2

その材料のもとは、何でしょう。

「カレーの材料は、米、野菜、肉、ルーなどだね」と共通理解した後、これらのもとやエサをたどるようにする。
書き方の手順を教え、ノートに書けるようにする。

指示 . 1

以下のような図を使って、材料のもとをたどって行きましょう。

指示 . 2

黒板に書いてもらった図を見て、分かったこと、気づいたこと、思ったことをできるだけたくさん書きましょう。

【主な児童の意見】
・牛のエサは、草だから植物だ。
・豚や鳥のエサは、トウモロコシなどの植物だ。
・動物のもとをたどると、みんな植物にたどり着くと思う。
・植物の作るでんぷんをを食べる動物がにわとりやぶたや牛だ。

次に、ほかのメニューについても、給食の献立表を使って調べさせる。
給食は、献立表を見ると材料が書いてあるので、メニューを決めた後、その材料について話し合うことができてよい。
グループごとに給食の献立からメニューを決めて調べさせる。
その後、グループごとに調べた結果を発表させ、クラスで共有することで、「全ての食べ物が植物に行きつくこと」が実感できる。

発問 . 3

ムクドリの食べ物のもとは、何だろう。
もとをたどって図に表しましょう。

身近な動物が「何を食べているか」を図に書く活動を行う。
教科書や図鑑から、ムクドリのエサを調べさせる。
矢印を「食べる」←「食べられる」として書くことにする。
「ムクドリ←昆虫←植物」という大きなくくりでなく、「ムクドリ←カマキリ←バッタ←草」という具体的な虫などで表現させると分かりやすくなる。

また、他の動物や植物をつけ足して調べるうちに、図のように、実際は、網のように複雑に絡み合っていることも分かる。

説明 . 1

生き物どうしの「食べる」「食べられる」という関係は、くさりやあみ目
のようにつながり合っている。このような、生き物どうしのつながりを「食
物連鎖」といいます。

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