なかまのことばとかん字 指導案
言葉には意味による語句のまとまりがあることに気づき,語彙を豊かにすることができる
なかまのことばとかん字
「国語」と板書する。
(教科書は家の人から始まっているが、全員が書きやすいので教科から学習を始める。)
「国語」は学校の勉強です。ほかにどんな勉強がありますか。
算数、社会 など(発表は2名のみ)
ノートにできるだけたくさん書きなさい。箇条書きで書きます。
1つ書けたら10点、2つ書けたら20点とします。
①さんすう ②社会 など箇条書きで書かせることで、いくつ書けたのかすぐにわかるようにする。
算数、体育、社会など
3分ほどで鉛筆を置かせ、赤鉛筆を持たせる。時間で区切らないと、子供はいつまでもノートに書き、発表を聞かなくなる。
「1つ書けた人?」「2つ書けた人?」……と言って挙手させる。
一番多く書けた子に発表させる。教師は黒板に書く。
発表を聞きながら、自分も書いたものの番号に〇をつけておきなさい。
(〇をつけさせることで、時間の空白を作らない)
漢字で書けた教科に◎をつけなさい。それは1つ、20点とします。
全部で何点になったでしょうか。「10点」「20点」……と言って挙手させる。
○の数を数えさせると、早く正確に点数が出せる。
◎は○2つとして数えさせる。
国語も算数も「学校の勉強」同じ仲間の言葉です。
同じ仲間の言葉をたくさん集めてみましょう。漢字で書けるとよいですね。
「赤」と板書する。
次はどんな仲間の言葉を集めるでしょうか。
色の仲間
できるだけたくさんの色をノートに書きなさい。
ひらがなやカタカナで書いたら1つ10点。漢字で書けたら1つ20点です。
5分間書かせる。時間になったら鉛筆を置かせ、赤鉛筆を持たせる。
青、黒、茶、エメラルドグリーンなど
いくつ書けましたか。「1つの人」「2つの人」……と言って挙手させる。
まずは、書けた数のみを聞く。一番多く書けた子に発表させる。
他の子には発表された色の番号に〇を付けさせる。
「漢字があっていたら、◎にしておきなさい」と指示する。教師は漢字で板書する。
漢字で書いても、間違っていたら10点とする。
黒板に書かれていない色を3つ足せる人は発表しなさい。
「3つ足せる人」がいなくなったら「2つ足せる人発表しなさい。」「1つ足せる人発表しなさい。」と指示し、すべての色を発表させる。
全部で何点になりましたか。点数を数えなさい。
「10点」「20点」……と聞き、挙手させる。
一番多く書いた子、一番高い点数を取った子にそれぞれ拍手をする。
教科書では他に「家の人」「お金」「天気」「1日」などの仲間の言葉を扱っている。
時間に余裕があれば2時間目以降、同じような流れで授業を行う。
しかし、余裕がない時は次のような方法で扱うこともできる。
①教科書を読んで、ノートに書いて終える
一番時間がかからない方法である。
②グループごとにテーマを与えて、言葉集めをさせる。
1、2班は「家の人」3、4班は「天気」5、6班は「お金」7、8班は「1日」など分担する。
班ごとに大きな画用紙や、ホワイトボードを2枚ほど渡し、言葉を書かせる。
授業の最後に黒板に貼らせ、発表させる。
③グループ対抗戦を行う
4人グループ作らせ(生活班でよい)1人目は「家の人」2人目は「天気」3人目は「お金」4人目は「1日」と書く言葉を決める。机をグループの形にさせ、B4の紙を1枚渡す。「妹→晴れ→1円→午後→兄→くもり(以下同様に続ける)」のように紙を回しながら順番に次々と書かせていく。一番多く書けたグループの勝ち。