VIEW: 969
1

「直線上の内分と外分」の覚え方(DL可)

外分は内分の応用である。内分でアルゴリズムを確定させる。基本型を何度も繰り返させることによって原理を理解させ、外分でも同様のアルゴリズムで解かせていく。

1 授業のアウトライン

① 教科書の例示問題1・練習問題1(20分)
② 例示問題2・練習問題2(20分)
③ 教科書傍用問題集(10分)

2 教科書の例示問題1・練習問題1はこう授業する

「教科書49ページ、冒頭から読みます」(直線上の\cdots

説明 . 1

内分はこのように覚えます。(\mathrm{AP:PB}=2:1の図を使う)

指示 . 1

\mathrm{A}から\mathrm{B}まで3あります。矢印をかきなさい。

発問 . 1

\mathrm{A}から\mathrm{P}までの距離はいくつですか。(2です)

発問 . 2

\mathrm{P}から\mathrm{B}までの距離はいくつですか。(1です)

指示 . 2

覚え方です。ついて言います。2+1=3。点\mathrm{P}3をもとにして、(\mathrm{A}から)2進んだ位置。

もちろん、初めから簡単な比で求められない問題もある。

\mathrm{AP:PB}=3:6=1:2になる場合

指示 . 3

\mathrm{A}から\mathrm{B}まで6あります。矢印をかきなさい。

発問 . 3

\mathrm{A}から\mathrm{P}までの距離はいくつですか。(3です)

発問 . 4

\mathrm{P}から\mathrm{B}までの距離はいくつですか。(6です)

発問 . 5

\mathrm{AP:PB}=3:6でいいですか。(1:2にします)

ちょっとした詰めで解決できる。

「50ページ、例3読みます」(2\mathrm{A}(-2),\mathrm{B}(10)のとき、線分\mathrm{AB}(を3:1に内分する点\mathrm{P}の座標)

ここは、初めにアルゴリズムを確定させる。

指示 . 4

同じようにかきます。

①\quad3+1=4\\ ② 3:1と(-2):(10)をたすきがけで計算する。(3×10+1×(-2)=28)\\ ③ \frac{②}{①} \left(\frac{28}{4}=7\right)

このアルゴリズムを、他の問題でも同じように運用していく。

3 例示問題2・練習問題2はこう授業する

「教科書51ページ、冒頭から読みます」(直線上の\cdots

説明 . 2

外分はこのように覚えます。(\mathrm{AP:PB}=3:1の図を使う)

指示 . 5

\mathrm{A}から\mathrm{B}まで2あります。矢印をかきなさい。

発問 . 6

\mathrm{A}から\mathrm{P}までの距離はいくつですか。(3です)

発問 . 7

\mathrm{P}から\mathrm{B}までの距離はいくつですか。(1です)

指示 . 6

覚え方です。ついて言います。3-1=2。点\mathrm{P}2をもとにして、(\mathrm{A}から)3進んだ位置。

「51ページ、例5読みます」(2点\mathrm{A}(-7),\mathrm{B}(2)のとき、線分\mathrm{AB}4:1に外分する点\mathrm{P}の座標)

ここも、初めにアルゴリズムを確定させる。

指示 . 7

同じようにかきます。

①\quad4-1=3\\ ②\quad4:-1と(-7):(2)をたすきがけで計算する。(4×(-2)+(-1)×(-7)=15)\\ ③\quad\frac{②}{①} \left(\frac{15}{3}=5\right)

内分点と外分点を数直線上に打たせる問題(内分点と外分点)をプリントにしました。ダウンロードができます。
よろしければお使いください。

1