「三角形の重心の座標」の基礎・基本
三角形の重心の座標は、まずは求め方を習得し、その後で重心の座標の求め方の仕組みを追求する。数学Aを履修しているならば、それと関連させてもよい。

1 授業のアウトライン
① 教科書の例示問題1・練習問題1(20分)
② 教科書傍用問題集(5分)
2 教科書の例示問題1・練習問題1はこう授業する
まずは求め方を確定させる。
指示 . 1
教科書56ページ。(冒頭から、例題2の前まで読ませる)
重心\mathrm{G}の求め方を教科書から探しなさい。\left(\frac{x_1+x_2+x_3}{3}, \frac{y_1+y_2+y_3}{3}です\right)
その公式をノートに写しなさい。
指示 . 2
例11を読みます。(問題と答えを読ませる)
3点\mathrm{A(6, 4), B(-5, -3), C(8, -7)}を頂点とする\mathrm{△ABC}の重心\mathrm{G}の座標(x, y)を求めよう。
説明 . 1
解き方は
➀座標チェック
➁代入
発問 . 1
初めに何をしますか。(座標をチェックします)
「三角形の重心の座標」は「3つの座標の平均」と教えてもよい。(ちなみに四角形の重心は異なる)
発問 . 2
次に何をしますか。(座標を代入します)
指示 . 3
計算しなさい。
求め方の仕組みに関しては、例題2で扱うが、それほど時間はとらない。
基本は写させることでよい。さらに深く扱いたい場合は(ⅰ)線分\mathrm{BC}の中点、(ⅱ)線分\mathrm{AM}を2:1に内分すれば求まることを伝えればよい。