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雨水のゆくえと地面の様子①第1時 新教科書対応

4年理科「雨水のゆくえと地面の様子」は、新教科書となっての新単元です。画像を見ながら、単元の導入の仕方や授業の進め方などが分かります。

「雨水のゆくえと地面の様子」の第1時の導入は、以下の写真(雨の日の校庭の写真)を使って次のように発問すると良い。

発問 . 1

雨水は、どこからどこへ流れるのでしょうか。

子どもたちは、「バックネットの方」とか「東門の方」など、口々に反応して発言する。
何人か前に出て、写真に流れを手でなぞらせる。
全体にも「これでいい?」と確認しながら、以下の写真のように、マジックで矢印を書き込む。
さらに、以下のように発問し、ノートに書かせる。

発問 . 2

雨水の流れは、どのようなところに集まりますか。
「~に集まる」「~へ行く」という言葉で書きましょう。

【児童の意見】
・へこんでいるところ。
・地面の低いところ。
・みんながよく通るところ。
・走るところ。
・ブランコや鉄棒の下。
・遊具のあるところ。

ここで、おもしろかったのは、赤丸の部分である。
すべり台に向かっての矢印についての反論である。
「赤丸の部分には、いつも水たまりができて、なかなか乾かない。
 だから、すべり台からの流れもあると思う。」
このように意見が分かれたところで、以下のように問う。

発問 . 3

では、どっちに流れているかを調べるにはどうしたらよいか。

【児童の意見】
・校庭に行って調べればよい。
・乾いた後を調べればよい。
・何かを転がしてみればよい。
 いろいろな方法を出させる。
以下が、この時の板書である。