3年光村国語「まいごのかぎ」指導案 ワークシート
光村3年国語「まいごのかぎ」の指導案とワークシートです。主役の変化を考えさせます。最後には学習をふまえて感想文を書かせます。
1時間目
範読のあとで追い読みや一人読みをさせる。
2時間目
登場人物、主役の検討をする
登場人物とは、お話の中に出てきて、動いたり、話したり、考えたりする人や動物や物のことです。劇にしたときに役が必要ならば登場人物といえます。
『まいごのかぎ』の登場人物はだれですか。
・りいこ
ベンチやあじのひらきも動くので登場人物といえなくもないが、劇にしたとに役を付けるかは難しいところである。このあとの学習におおきな影響はないので「登場人物」にいれることにこだわる児童がいたら( )でいれておいてもよい。
主役を考えましょう。
ワークシート1を配布する
主役はりいこである。理由を意見文の形で書かせる。
例
わたしは、『まいごのかぎ』の主役はりいこだと考える。
なぜか。
第1に、りいこは最初から最後まで出てくるからだ。
第2に、りいこはたくさん話をしているからだ。
第3に、りいこがかぎをさしたことでいろいろなふしぎなことがおこったからだ。
よってわたしは、『まいごのかぎ』の主役は~だと考えるのである。
書けた子に発表させる、最後に「主役は気持ちが変化する」ことを教え、ワークシートに書かせる。
3時間目
話の大まかな内容を理解する
ワークシートを配布し、教科書を見ながら書かせていく。
黒板に拡大した紙を貼っておくか同じ表を書いておき、早く書けた児童に書かせる。
時間で区切り、書いた内容を発表させる。
4時間目
主役の変化を考えさせる。
ワークシートを配布し取り組ませる。前回のシートを活用する。
記入例
はじめ 自分ののしたことがよけいなことと思った。
おわり 楽しくなった。
④ バスの時刻表にかぎをさしたこと
それまで自分のしたことを余計なことと思って落ち込んでいたが、バスが自由に走るのを見て、楽しい気持ちになったから。
理由を発表させて終える。
5時間目
かぎの持つ意味を考える
この話では「まいごのかぎ」が重要な役割を果たします。「かぎ」がもつ意味について考えましょう。
ワークシートを配布して取り組ませる。
記入例
②そのものが絶対に出来ないことが出来るようになる
かぎをさされたものが「やりたい」と思っていることが出来るようになる
③願いをかなえるかぎ 楽しくするかぎ ふしぎなかぎ
6時間目
自分だったらかぎをどこにさすのか考える
ワークシートを配布し、記入例をもとに取り組ませる。
②では交流活動を入れ、良いと思った友達の意見をメモさせる。
7時間目
学習したことをもとに感想文を書かせる。
ワークシートを配布し、例文をもとに感想文を書かせる。
早く書けた子に発表させ、まだ書けていない子への例示とする。
(1文書くたびに発表させると、書き終わりの時間をそろえることができる)