どちらがながい 全4時間
長さの比べ方を考えたり、長さのあらわしかたを知る。
「どちらがながい」1時間目
「測る」方法の全てを引き出せる算数的活動である。
1mに近い2本の棒を十字形に組んでおく。2本の長さの差は10cm位。長い方の端に赤テープ、短い方に青テープを巻いておく。錯覚で縦が長く見えるから、青テープの方を縦向きで児童に見せる。
どちらが長いですか。
「縦」「横」「同じ位」
人数の多い方にしようか?
ダメ。ちゃんと調べる。
どうやって調べればいいかな?今は、この紐は切らないとします。
①見て大体決める。②手で広げて比べる。③紙に写し取る。④短い棒いくつ分か調べる。⑤長い定規で調べる。
では実際にやってみましょう。
最後に紐を切って直接比べよう。
青テープの方を高く持ち出して、児童に見せる。端がずれているところは、握った手で隠す。
どちらが長い?青の方が長い!
怪しい!端を揃えてない!握っている手を外して!
どちらが長いですか。
赤テープの方だ!
長さを比べる時には、端を揃えることを確認する。
「どちらがながい」2時間目
直接比較によって、長さの長短を比較する。
2枚の大きさが違う長方形のシートを用意する。大きいシートに小さいシートがはみ出る部分がないものがよい。
教師が比べる
○○さんと鉛筆の長さ比べをします。○○さん、鉛筆貸して。どちらが長いでしょうか?
「先生!握ったところを隠したら、橋が揃っているかもしれない」「端が揃っているか、見せて欲しい。」
端を揃えることを確認する。
隣の人と鉛筆の長さくらべしてごらんなさい。○○さんと○○さんの跳び縄を貸して。
どちらが長いでしょう?
たるんでいるからダメ。ピンと張らなきゃ。
ピンと張った長さで比べることを教えた。
ハンカチの縦と横は、どうやって比べる?
ハンカチを折れば、縦横比べられる。
身の回りの物で、長さ比べをしましょう。約束は、ペアで行うこと。
筆箱、教科書など、自由に比べさせる。
「どちらがながい」3時間目
間接比較によって、長さの長短を比較する。
紙テープを用意しておく。(グループ分)
教科書の縦横、どちらがひろいですか。
ハンカチと違って、折れません。
どうやって比べますか。
隣の人と相談してごらんなさい。
発表しましょう。
「代わりのもので比べる」「紙に写しとる」
では実際にやってみましょう。紙テープをグループに1個ずつ渡します。
比べた結果は、ノートに書かせるようにする。
「どちらがながい」4時間目
任意の長さを単位として、そのいくつ分で長さを数値化し、その数値をもとに長さを比較する。
教科書「幾つ分の長さか調べましょう」
鉛筆マーク3番。あおいさん「縦も横も消しゴム4個ぶんになっておかしいな」
おかしいわけを隣の人と話しましょう。
発表しましょう。
幾つぶんの元にするものも、揃えなければなりませんね。
教科鉛筆マーク4番。「長い順に言いましょう」
何ますか、メモしましょう。
「ます○つ分」で比べる。
教科鉛筆マーク5番。「どちらがどれだけ長いでしょうか」
角のマス目の数え方が難しいので、確認する。
教科鉛筆マーク5番。「どちらがどれだけ長いでしょうか」
数え間違わないよう、メモさせる。
ペアの人と、「いくつ分」で長さ比べをしましょう。
比べた結果は、ノートに書かせるようにする。