5年理科「物のとけ方」温度管理の工夫
水の温度を変えて、水に溶ける量を調べる実験を行う時の工夫

発問 . 1
水溶液に溶け残った物を溶かすにはどうすればよいか、予想してノートに書きます。
「水の量を増やす」「水の温度を上げる」など、書いた予想を発表させる。
指示 . 1
予想を確かめる実験を計画します。
食塩とミョウバンが水に溶ける量を調べる実験をして、結果を比べます。
実験の手順をノートに書きます。
「水の量を増やす」実験と「水の温度を上げる」実験について、調べる条件と同じにする条件を整理して計画させる。
「水の量を増やす」場合、調べる条件は水の量(50mL,100mL,150mL)、同じにする条件は水の温度(常温)や一度に溶かす量(すり切り1杯ずつ)。
「水の温度を上げる」場合、調べる条件は水の温度(20℃,40℃,60℃)、同じにする条件は水の量(50mL)や一度に溶かす量(すり切り1杯ずつ)。
【水の温度を上げる実験での工夫】
教科書では、ビーカーに入れた常温の水を湯煎で40℃や60℃まで温める実験方法が載っている。しかし、湯煎のための湯がどんどん冷めていくので、温度を保つことができなかったり、温度が上がりきらないことがある。(特に60℃)そこで、ホットプレートを使うことをお勧めする。(下図)
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まず、ホットプレート(湯を沸かして保温しておく)で湯煎にし、ビーカーの中の水が40℃になったら各班に配布する。各班では、湯を入れた発泡ポリスチレンの容器の中で保温しながら実験をさせる。
40℃の実験が終わったら、ホットプレートに戻して、60℃にして各班に配布して実験をさせる。