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卒業文集指導

卒業文集に関する指導をまとめました。(令和2年度版教科書に準したものです。)

卒業文集作成のための単元づくりの例を記す。
まず、教科書にある書くことに関する単元を確認する。
令和2年版、光村教科書で言えば、次の教材が使用できる。

大切にしたい言葉(指導書6時間)  P.176~
人を引きつける表現(指導書3時間) P.204~
思い出を言葉に(指導書7時間)   P.208~

〈教科書教材を使った指導〉

■大切にしたい言葉

・教科書を通読する。
・教科書の例文のよいところはどこか、話し合う。
・P.178の文がどのように推敲されたか、確認する。
・自分の気持ちや考えが書かれているところはどこか、確認する。

■人を引きつける表現

・教科書で扱われている表現の工夫は何か、話し合う。
 
 つき    ・・・ 倒置法、反復法(リフレイン)、比喩(直喩)、擬人法
 やまなし  ・・・ 暗喩【月光のにじ】、擬態語(オノマトペ)
 こいのぼり ・・・ 七五調、助詞の使い方

・宮沢賢治の文章について(書き出しの工夫)
・書き出しの工夫について、調べる。

■思い出を言葉に

・「3 表現を工夫して書こう」と「たいせつ」を確認する。

〈卒業文集指導〉

一生残る作文なので、慎重に取り組む。大まか、以下のような流れで行った。

①題材を決める。
②構想を膨らませる。
③原稿用紙の使い方の復習をする。書き出しを考える。
④下書きを書く。(文末表現の例示をする)
⑤読み合い、推敲をする。
⑥2度目の下書きを書く。
⑦3度目の下書きを書く。
⑧ペンで清書をする。