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符号の中点(・)をどう教えるか

国語教科書の「符号など」(光村図書3年)のページである。

文の中の意味の切れ目に打つ読点(、)の次に、言葉を並べる場合に使う符号の中点(・)を扱う。

黒板に次を書く。

メロンスイカオレンジ

  
読んでごらんなさい。(メロン! スイカ! オレンジ!)
果物はいくつありますか。(3つ)
3つじゃなくて、2つでしょう。
教師は「メロンス、イカオレンジ!」と読む。子供は「違う、違う!」と言う。

メロンス・イカオレンジ

  
子供は「点は、そこじゃない!」といい、正確な位置に書かせようとする。
が、教師は「教えてくれて、ありがとう」といいつつ、
さらに「メロン水、顔、レンジ」「なるほど!」ととぼける。
  
教室が騒然となってくるので、
正確な位置に点を書きたくてたまらない子を一人指名し、黒板に点を書かせる。
黒板はつぎのようになる。

メロン・スイカ・オレンジ


教師が「点の打ち方はこれでいいのですか?」ときくと、子供は「これでいい」という。
全員で読む。「メロン、スイカ、オレンジ」である。

この「ぐりぐり」の点を何というのですか」。(中点)
どうして「中点」だと分ったの。(教科書に書いてある)
教科書に書いてあるよね。教科書を見る子は賢い。












同じことを「スプーンナイフフォーク」「コップグラスジュース」でもやり、詰める。

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