俳句を楽しもう
光村国語3年「春の海終日のたりのたりかな 与謝蕪村」の授業案
光村国語3年 俳句「春の海終日のたりのたりかな」
指示 . 1
銘々に3回読んだら座ります。全員起立。
説明 . 1
俳句は読み方に解釈の違いが表れます。
指示 . 2
この列、起立。一人ずつ読みます。
一列に一人ずつ読ませる。
発問 . 1
読み方の違いがわかった人?
挙手だけさせる。
発問 . 2
季節はいつですか?
発問 . 3
季語は何ですか?
季節は「春」、季語は「春の海」ということをおさえる。
発問 . 4
難しい言葉はありますか。
「終日=一日中」「のたりのたり=ゆるやかにうねるさま」というのを確認する。
発問 . 5
ゆるやかにうねっているのは何ですか。
「波(海)」であることを確認する。
発問 . 6
話者に見えているものは何ですか。
指示 . 3
ノートに箇条書きしなさい。
「海」「波」「太陽」「砂浜」「水平線」など書かせる。
発問 . 7
話者に海は見えていますか。見えていませんか。
指示 . 4
ノートに考えを書きます。
指示 . 5
見えていると考える人。見えていないと考える人。理由を発表します。
小数派から意見を発表させ、討論させる。
指示 . 6
話し合って考えた自分の意見をノートにまとめます。
自分の意見を書かせて発表させる。
指示 . 7
この詩に合った音読をします。
前半に指名した児童を指名して、読み方が変化したことをほめる。
説明 . 2
(オープンエンドにするが、必要があれば紹介する。)この句は京都府の丹後与謝の海を詠んだという説があります。与謝蕪村は約3年半程、丹後で月日を過ごしました。丹後から京都に戻った与謝蕪村が、丹後での月日を懐かしみ、丹後与謝の海をイメージして詠んだという説もあります。皆さんはどう考えますか。