いろいろな意味をもつ言葉
多義語に関心をもち,進んで国語辞典を使って他の多義語について調べたり,文の中で使ったりしようとすることができる。

いろいろな意味をもつ言葉
第1時
教科書に載っている、川崎洋「とる」を音読する。
3回読んだら座ります。全員起立。
終わって座ったらもう一度読むよう指示する。
この詩には続きがあります。
詩の続きを穴埋めでi一文ずつ板書していく。
①かんごふさん ( )をとる
②( )の ばしょをとる
③はんにんの しもんとる
④コーラスの しきをとる
⑤たんじょうび ( )をとる
⑥( ) ( )とる
①には何が入りますか。
みゃく
②には何が入りますか、ノートに書きましょう。
おはなみ
③には何が入りますか。書きましょう。
とし
⑥ノートに書きましょう。書けたら持ってきます。
もってきたノートには、
A…5音と5音になっていて、「とる」で終わっている
B…どちらか一方ができている
C…どちらもできていない
Aの子に板書させる。
黒板に書いてある詩を読みましょう。
川崎洋さんはこう考えました。「りりりりり じゅわきとる」
これらの「とる」はすべて同じですか。
違う
辞書を使って調べましょう。
板書の詩の下に( )を書いておく。
辞書を使って言葉を置き換える。書けた子から( )に書かせていく。
言葉には仮名で書くといろいろな意味をもつものがあること、それらの意味は文脈からはっきりしてくるということを教科書の言葉を使って押さえる。
第2時
みんなの頭の中にも、辞書のかけらが入っています。小学4年生の頭の中にある辞書のかけらを集めて辞書と勝負してみよう。「……かける」の短い文をいっぱい書きなさい。
同じ意味で使われている言葉をまとめる。
武田氏によると、子供用の辞書には21種類出ているそうである。
「かける」を使って、川崎洋さんのような詩を作りましょう。
先生も作ってみました。(詩を掲示する。)
かける
きりかぶに こしかける
ハンガーに ふくかける
せきはんに ごまかける
あわてすぎ さらかける
詩ができた子から発表させていく。
最後に教科書の練習問題を解いて授業を終える。