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『月』のつく漢字~その2

奄美勤務時代の「漢字文化」の実践である。

発問 . 1

『月』は何の形からできましたか?

(三日月の絵)  ⇒ 三日月の象形文字  ⇒  月

説明 . 1

「三日月」の形からできました。

発問 . 2

『有』の字の「月」は何を表していますか?

① 空の 月
② 肉
③ その他の物

(挙手させる)

説明 . 2

「有」の字の月は「肉」を表しています。

肉の字の変化(板書)

発問 . 3

『有』の字の「月」の上の「ナ」は何を表していますか?

① お皿
② 手
③ 屋根

(挙手させる)

説明 . 3

肉を表す「月」(にくづき)と,手を表す「ナ 」とを会わせた字です。 
肉を手に持って突き出すことから,ものが「ある」,ものを「持つ」意味を表します。

(「へぇ,月の上のナは手を表すのか」
 「漢字って 不思議だね!」 の声があがった。)

(しかし,学校に備品として備え付けてある漢和辞典や子どもが持っている辞典には『つき・つきへん』の所に記述してあり,子ども達と「どっちが正しいんだろう?」と今後,研究の余地を残しました。
 今回は,辞典の分類上から「つきへん」で扱いました。)