コンパスの使い方指導
コンパスの使い方が苦手な子に指導際に、気をつけることのポイントです。

ポイント1 下敷きをはずす
針を立てるので、下敷きをはずし、算数ノートを開いたページの上で使うよう指導する。
テストのときは、机や下敷きの上ではすべってしまうので、ノートを出して下に敷かせる。
ポイント2 あしをもたず、持ち手だけを持つ
夢中になって、コンパスのあしをもって円をかこうとすることがある。あしをもつと、コンパスが開いてしまい、きれいな円がかけなくなる。
また、片手は持ち手を持っているが、もう片手であしをおさえている場合もある。やはりコンパスが開き、円がゆがんでしまう。
円をかくときは、片手で持ち手だけを持ちます。
あしには絶対さわりません。
針を立ててて円をかきます。
ポイント3 かきはじめは、「4時」(「8時」)
右利きの人は、時計でいう「4時のあたり」からかきはじめます。
左利きの人は、「8時のあたり」からかきはじめます。
ポイント4 手順を示す
定規で半径の長さをはかり、コンパスを開きます。
中心をきめて、針がずれないように、しっかりと紙にさします。
鉛筆の方を紙におろります。
コンパスを進行方向に倒しながら、くるりとまわし円をかきます。
このとき、指をねじる感じで、持ち手を回します。
ポイント5 コンパスを持つ前に、エアー練習をする
持ち手をねじる感覚を練習する。
1.コンパスを置かせる。
2.駒をまわす時の感じを思い出させ、させてみる。
3.親指を動かして、空中でなんども指をねじる動作をおこなう。
4.コンパスを持って、空中で指をねじって回す練習をする。
ポイント6 動画をみせる
yahooきっずの学習サイトにコンパスの使い方の動画がある。ただかきはじめが「9時」になっている。
http://study.kids.yahoo.co.jp/math/04/fla_08/level1/01.html
ポイント7 かきやすいコンパスを選ぶ
100均のものは、ねじが緩みやすく、とても使いにくい。やはりメーカーのものが使いやすい。
ソニックからでているスーパーコンパス「くるんパス」がおすすめ。
普通のコンパスではかきにくいという子に、貸し出すという方法もある。