爆笑が起こる5W1Hの授業
5W1H(いつ.どこで.だれが.なぜ.何を.どうしたか)を変化のある繰り返しで指導する。授業の最後は.ミスマッチの連続で.教室は.爆笑の渦となる。(福島ML推薦) No.1117185 http://homepage2.nifty.com/motoyukeyo/kokugo/5w1h/5w1h.htm
原実践者 冨田元久 (コンテンツ作成 大輪真理)
(c)Two-Way/小学校/国語/作文/新聞/5W1H
TOSSアンバランス福島福島 冨田元久
爆笑が起こる5W1Hの授業
5W1H(いつ,どこで,だれが,何を,なぜ,どうしたか)を
変化のある繰り返しで指導する。
授業の最後は,ミスマッチの連続で,教室は,爆笑の渦となる。
準備物
1 プリント
2 裁断機
※行動を予想しにくい児童、衝動的に行動する児童がいる学級では
危険性があります。実践者の責任においてお使い下さい。
3 ホチキス
1 5W1Hの説明
黒板に「5W1H」と書く。
「5W1H」と読みます。一緒に言います。さん,はい。
黒板に上のように書き加える。
1番目のW。(Whenと板書する。)When 「いつ」と言う意味です。
黒板に上のように板書する。
同様に説明しながら板書していく。
いつ,どこで…と続けて読んでみましょう。
2 新聞記事に5W1Hを見つける。
新聞を配布する。
私は,世界陸上でマラソン女子が銀,
銅メダルを獲得した記事を使用した。
新聞記事で,5W1Hが入っている部分を範読する。
その後,全員で一緒に読む。
今読んだところで,「いつ」が書いてあるところに線を引きなさい。
指名する。
線の上の所に「1」と書いておきなさい。
以下,「どこで」「だれが」を同様に扱う。
「なぜ」が書いてあるところに線を引きなさい。
これは,書いていない。
「わかりません」の答えに80点をつける。
書いていないものもあることを知らせる。
続けて「何を」「どうした」を扱う。
線を引いたところを続けて読んでご覧なさい。
線を引いたところだけを続けて読んでも意味が通じる。
新聞記事は,5W1Hを基本として書かれています。
3 うその新聞記事を書く。
プリントを配布する。
新聞記者になって,うその新聞記事を書いてもらいます。
教師が例示をする。
2350年,火星で,冨田元久が,かっこいいので,
チョコレートを,火星人にもらった。
笑いが起こる。
プリントにたてに書いていきなさい。
まじめな記事でももちろん構いません。
全員起立。「いつ」が決まったら,腰を下ろして,続きを書きなさい。
しばらくしたら,「『だれが』まで書いていない人は,立ちなさい」など
途中チェックを入れる。
そのうちに,書き終わる子が出てくる。
そこで,悩んでいる子に例示するために,
書き終わった子に読ませる。
教師は,簡単にコメントを加える。
4 うその新聞記事を発表する。
討論をするときのように机をコの字形にする。
○○さんから発表します。
先生は,指しませんので自信のない人から立って発表してください。
うけねらいの記事からまじめな記事まで,
様々な記事が出てくる。全員に発表させる。
5 全員の5W1Hの記事をバラバラに組み合わせて読み上げる。
全員の発表が終わったら,後の子にプリントを集めさせる。
教師は,裁断機で手早く,5W1Hを切り離していく。
例えば,「いつ」の短冊ができる。
それをシャッフルして,ホチキスでとめる。
こうすると,全く新しい組合せができる。
※私は,裁断機を使用している。
しかし,裁断機を持ち込むことが危険なクラスの場合には,
あらかじめプリントに切れ込み(9/10程度)を入れておく方法もある。
集めてから,まとめて手でちぎればいいのである。
新しい新聞記事ができました。読み上げます。
教師は,「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」「なぜ」「どうしたか」の順に
紙をめくりながら読んでいく。
「いつ」を読み始めると,教室がシーンとなり,
「だれが」でざわめき,最後の「どうしたか」で爆笑である。
ミスマッチが爆笑を生む。
淡々と読んでいってもよいが,ジェスチャーやコメントを付け加えると
更に盛り上がる。
例えば,「明日,筆箱の中で,○○が,地球が最後だと言うことがわかったので,
ゲームを,やりまくった。」に対して,
「地球が最後なのに,こんなことしてる場合か!しかも筆箱の中で」
のようにコメントを加えるのである。
自分や友達の名前が必ず出てくるので,
子どもは,爆笑しながら聞いている。
教師も爆笑である。
この授業後の休み時間には,
短冊をめくりながら,文を読み上げる子が出てくる。
<反省>
1 裁断機で切るところで空白の時間が生まれる。
あらかじめ紙に切れ込みを入れておき,
素早く手でちぎった方がテンポ良く授業ができる。
2 子どもの発表に対して適切なコメントを言えるように修行が必要である。