啓林館『数学2年』p126平行四辺形になる条件
中学2年、「図形と合同」の平行四辺形になる条件(啓林館『数学2年』p126)である。中学数学<図形>領域でも「向山型」は効果的である。井上好文氏実践の追試である。(TOSS中学推薦) No.1125256 http://www8.ncv.ne.jp/~ko-ikeda/heikou1.htm

啓林館『数学2年』p126 平行四辺形になる条件 ~井上好文氏実践の追試~
中学2年、「図形と合同」の平行四辺形になる条件(啓林館『数学2年』p.126)である。
井上好文氏実践の追試である。
中学数学<図形>領域でも「向山型」は効果的である。
1.教科書の練習問題を助走問題にする
「教科書、p126ページの問題7をいっしょに読みましょう。さんはい」
(1)。ノートに四角形ABCDを書きましょう。略図でいいです
リズムとテンポで授業を進める。
∠Aは何度ですか
「∠Bは何度ですか」「∠Cは何度ですか」「∠Dは何度ですか」
「ここまでかけた人は、パッと手を挙げなさい。1番、2番、3番・・・」
この四角形は平行四辺形だといえますか
いえるという人は、ノートに○、いえないという人は×と書きなさい
「○と書いた人は、その下に、理由も書きなさい」
「待ってほしい人いますか?」
それでは、○と書いた人?
挙手させる
○と書いた人、理由もいいなさい。さんはい
「2組の向かい合う角が、それぞれ等しいからです」「そのとおり」
(2)は×になることを確認。
(3)。最初に何をするのですか
「ノートに四角形ABCDを書きます」「書けた人は、パッと手を挙げなさい」
この四角形は平行四辺形だといえますか
いえるという人は、ノートに○、いえないという人は×と書きなさい
「○と書いた人は、その下に、理由も書きなさい」
「さあ、○と書いた人が多いかな。それとも×と書いた人が多いかな」
「×だと思います」「私も×だと思います」「○です」「○が多い」
このように挙手させる前に、クラスの傾向を何名かの生徒に予想させるのも授業をちょっと知的にするのに有効である。○と書いた人、×だと書いた人、それぞれ挙手させる。
○と書いた人、起立
「その中で、理由のいえない人は、着席」
立っている生徒に順番に理由をいわせる。
「座っている人、手を挙げて。今の説明で納得できたら、手をおろしなさい」
例題1に入る。
《先行実践》井上好文氏『向山型算数教え方教室』(明治図書,2001.3月),p64~65