5年理科・東京書籍1気温と天気の変化1天気ことわざの検索(1)
法則化で学んだ原理原則を使って組み立てた理科の授業。2001年度版 原実践者 大堀真 (コンテンツ作成 大輪真理)

5年 気温と天気の変化 導入

制作者 福島アンバランス 大堀 真
コンピュータを使って「天気に関することわざ、言い伝え」を検索する。
その1
準備物
1 ウインドウズが動作するコンピュータ。(学校で )
2 マイクロソフト「ブックシェルフ」の総合版(故事ことわざの辞典)が
入っているもの(学校で)
3 ノートと鉛筆(子ども)
発問と指示
1 コンピュータを起動しなさい。
2 CD-ROMを ドライブに入れてしばらく待ちなさい。(注1 ショートカットから起動するのは難しい)
3 「起動」と 書かれた大きなボタンが出ますから、マウスの矢印を合わせて左ボタンをクリックしなさい。
4 左上に「すべての辞書」と書かれた部分があります。探しなさい。
5 白い下向きの三角形を左ボタンでクリックしなさい。ズラッと辞書の種類が現れます。
6 出ましたか。そのなかから「故事ことわざの辞典」を選びなさい。
7 白い下向き三角の右側の表示が「故事ことわざの辞典」に変わりましたね。
その下に「索引」「検索」「メディア」と三つのタブが並んでいますから、真ん中の「検索」を選びなさい。
8 テキストボックスの中に「晴れ」(漢字にしないとだめである)と言葉を入れて
赤い「検索」ボタンを左クリックしなさい。
9 44個(86年版故事ことわざの辞典)のことわざが見つかります。
10 この中から「天気予報に使えそうなことわざ」「科学的な根拠のありそうなことわざ」を
7こ選んでノートに書き写しなさい
(注1) ブックシェルフは標準では「英語で」ショートカット名がついてしまう。
そこで「名前の変更」を使って子どもに分かりやすい名前にしておくとよい。
たとえば「ブックシェルフ」よりも「国語辞典」と表示しておいた方がいい。
低学年の子も使うのなら「こくごじてん」とでもしたほうが更によい。
検索されたことわざのうちいくつかを下に例示する。
1 朝ぐもりは晴れ、夕ぐもりは雨
朝曇っているのは昼間晴れる知らせであり、夕方曇っているのは翌日雨になる知らせである。
2 夜のとんびに雨具を貸すな
夜、鳶が鳴けば晴れるから、人に雨具を貸す必要はない。
3 夏沖の秋山
夏は沖のほうが晴れ、秋は山のほうが晴れていれば、天気がよい。
4 晩の虹は鎌を研げ、朝の虹は隣へ行くな
夕方の虹は晴天の前兆だから、翌日働く準備をせよ。
朝の虹は雨天の前兆だから外出はしないほうがよい
5 晩の虹は江戸へ行け、朝の虹は隣へ行くな
夕方虹が出るのは晴れの前兆で江戸まで遠出もできるが、
朝の虹は雨の前兆だから近くでも外出しないほうがよい
6 春海、秋山
春は海が、秋は山が晴れるとよい天気になるということ
7 夏の夕焼け雨が降る
夏の日の夕焼けは、翌日雨が降る前兆である。秋の夕焼けは晴れにつながる
8 朝虹は雨、夕虹は晴れ
朝、虹が立つのは雨、夕方虹の立つのは晴れの前兆である
9 月に雨笠。日笠なし
月のかさは雨の時のかさばかりで、晴れの時のかさはない。
10 立つ霧は降る霧とて雨、降る霧は照る霧とて日和。
霧が上昇して行くのは雨になる前兆。反対に下降するのは晴れになる前兆である
11 朝雨にかさいらず
朝の雨はすぐに晴れる。
12 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ.
朝、東の空が赤く染まっているのは、その日雨が降る前ぶれであり、
夕方、西の空が赤く染まっているのは、翌日晴れるしるしである。
13 未(ひつじ)の時に晴るる雨には蓑笠を脱ぐ
午後二時ごろに降り止んだ雨は、晴れあがってふたたび降り出すおそれがない
14 卯(う)の時の雨に笠(かさ)を脱げ
早朝に降り出した雨は、間もなく晴れるから、笠の用意はいらない。
15 朝ぐもり日和(ひより)の瑞相
朝曇っている日は、日中必ず晴れるものだ。
Koji Kotowaza Proverb Dictionary, Shogakukan 1986.故事ことわざの辞典 小学館 1986.
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