蛹の糸が切れてしまったら・・・
チョウ飼育のヒント集。さなぎの糸が切れてしまった時のさなぎの固定の仕方。(TOSS青梅教育サークル推薦) No.1132147 http://homepage1.nifty.com/y-chiba/sanagi7.htm
蛹は胸部の糸2点とおしりの1点、合計3点でしっかりと支えられている。
しかし、モンシロチョウを飼育していると、蛹の糸がよく切れてしまう。
そのままにしておくと、蝶になる時(羽化の時)失敗する確率が高くなる。
蛹を押さえているものがなくなるので、蝶がうまく蛹から抜け出せなくなるのである。
ですから、糸のように蛹を固定してあげる必要がある。
糸の代用として、ボンドを使用する。
これで羽化の時、失敗する確率が低くなるのである。
①カッターやはさみで完全に蛹の糸を切る
②色画用紙にボンドをつける
基本は、おしりと胸の2点。
モンシロチョウなど小さい蛹は胸の1点で十分である。
③蛹をボンドにおくように張り付ける(蛹の胸の部分をしっかり固定させる)
④色画用紙ごと黒板などに張り付ける
ノリつきの付箋などに蛹になった日付を書いておくとよい。
どのくらいで羽化するのか?といった科学的思考が育ち、観察の時役立つ。
親しみをこめて、幼虫の時に名前をつけさせて、名前と日づけという場合もある。
私は観察しやすいように、わざと糸を切って色画用紙ごと黒板に張り付ける。
☆色画用紙よりもフェルトや布を使うと蝶の足場になるのでおすすめ!!
(詳しくは、 感動!子どもたちに蝶の羽化を見せる方法 をご覧ください。)