夏の大三角 グーグルスカイを使って学校で星座の観察をしよう
グーグルスカイを使った学校で星空の観察を疑似体験ができる授業です。星の学習の導入に使えます。(TOSS鳥取推薦) No.1607091

グーグルスカイを使えば、学校で星空の観察を疑似体験することができる。
星の学習は、「学校では教科書で学習し、家で観察をしてくる。」という流れが一般的であろう。
しかし、教科書の写真と同じように夜空が見えることはあまりない。
グーグルスカイは極めてリアルである。
本物の夜空を見上げているように探すことができる。
学校で疑似体験をしておけば、家に帰っても探しやすくなるだろう。
1.「夏の大三角」を探す。
(スマートボードに夏の大三角の画面をうつしだす。)
夏、東の空に、特に明るく輝く星が3つあります。
見つけた人。(挙手させる。)
指名し、スマートボードに印をつけてもらう。
(3つの星を結んでみせる)
これを「夏の大三角」と言います。
言ってごらんなさい。
(事前に挿入していた夏の大三角の絵をイメージオーバーレイでうつす。)
「夏の大三角」をつくっている星座は何ですか。
教科書から探している子を指名する。
「わし座」「こと座」「はくちょう座」
「夏の大三角」をつくっている星は何ですか。
同様に教科書から探している子を指名する。
「アルタイル」「ベガ」「デネブ」
その後、声に出して言わせたり、直写させたりして覚えさせる。
2.「はくちょう座」を探す
(はくちょう座をアップでうつす。子どもの数だけ画面と同じ写真を用意しておく。)
手元の写真からはくちょう座を探しなさい。
(次は、スマートボードの画像を見させる。)
今度はスクリーン(スマートボードの画像)の中から探しなさい。
指名し、スマートボードに印をつけさせる。
(はくちょう座のくちばしの星アルビレオを拡大していく。)
「天上の宝石」と例えられるほど、全天で最も美しいといられる二重星です。
「見てみたい人!」などとじらしなら見せていくと盛り上がる。
3.いろいろな星座を見る。
(グーグルスカイの機能である、星座線と星座名をうつす。)
大昔の人は、夜空を見上げながら、その星たちを形になぞらえました。
そして、いろいろな物語を描きました。
それがギリシャ神話となり、日本や中国でも七夕の伝説となっています。
他にも見てみたい星座はありますか。
北斗七星やカシオペア座、オリオン座などリクエストのあった星座を見る。
あまりなじみのない星座で「うさぎ座」「くじら座」などもある。
クイズにしても面白い。
また、12星座は星占いにも使われている。
この12星座は夜空をぐるりと一周している。
太陽の通り道(黄道)に並んだ星座が12星座として星占いに使われているのである。
《先行実践・引用文献》
第9回向山・小森型理科セミナー 熊谷博樹氏論文