パフォーマンステストのさせ方
マッチ、ガスコンロ、顕微鏡など、実験器具別にパフォーマンステストを行い技能評価を行う。このようにすることで、どの子にも短時間で技能を習得させることができる。 No.2060518 http://blog.goo.ne.jp/go-go-goo-nishi36/e/ff117de3afebc05f4aab39d98fa32943
準備物:ガスコンロ、ガス(共に班に一台。最初、ガスは教師が持っておく。)
今からガスコンロのパフォーマンステストをします。
今からガスコンロのパフォーマンステストをします。テスト①は、「火の用心4ヶ条の暗誦」です。第1ヶ条を覚えた人は座ります。全員起立。
上のように言い、次の4ヶ条を暗誦させる。
(1)いすを中に入れ、全員立って実験をする。
(2)ぬれぞうきんを用意する。
(3)机の上に余計なものを置かない。
(4)万一、事故が起きても騒がない、あわてない。
4ヶ条全部合格した児童をミニ先生とし、合格がまだの児童の審査をさせる。
この時、厳しく判定することを伝え、もし仮に見過ごして合格にしてしまうと判定した児童の合格も取り消すことを話す。
テスト②は、「ガスのセットの仕方」です。今から先生がしてみますので、前に集まりなさい。
この時のポイントは、
(1)手応えがあるか、「カチッ」と音がするまで押し込む。
ことを話す。
班に帰って、一人ずつ行います。全員ができたら座りなさい。
全員が座ったことを確認して次に進む。
もしどうしてもできない児童がいたら、教師が補助をする。
テスト③は、「火の付け方」です。今から先生がしてみますので、前に集まりなさい。
この時のポイントは、
(1)つまみをゆっくり回して火花を飛ばす。
(2)火がついているかを確認する。
ことであると伝える。
班に帰って今言った通りに一人ずつ練習してごらんなさい。
この後、教師は順に班を回り、上手そうな児童に’ガスコンロリーダー’と伝え、全員ができたら教師のところまで班全員で来るように言う。
来た班の中で一番やんちゃそうな児童、難しそうな児童にさせてみる。
その子が合格したら、実験を始めて良いことにする。
もし不合格なら、全員班に戻って練習のし直しをさせる。
このようにすることで、子ども同士で協力させながら全員に技術の習得をさせることができる。
ガスコンロのように、頻繁に使う器具やぜひ使い方を習得させたい器具をパフォーマンステストする。
その時のポイントは、
★教師が3つほど観点を決める。
★班で教え合いが生じるよう仕組む。
★短時間で行う。
である。
〈参考資料〉
中学生の学力保障シリーズ4 理科の学力向上策 小森 栄治 編著 明治図書
楽しい理科授業 2006.2月号 明治図書