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人間関係の幅を広げるばばぬき大会

人間関係の幅を広げるために、毎日、グループのメンバーを変えて、ばばぬき大会を1週間行った。
原実践:伊藤雅亮氏 コンテンツ作成:丸山美香

休み時間の遊び仲間が固定化してきたころ、休み時間を使って、毎日グループを変えて1週間、学級ばばぬき大会を行った。子供たちの人間関係を幅広くするのに効果があった。

なぜ、ばばぬき大会か。

ルールを学級の誰もが知っていた。また、ばばぬきの勝負は、時の運がほとんどだからである。

なぜ、人間関係を幅広くするのに効果があったのか。

毎日、メンバーを変えたグループで1週間行うので、あまり人間関係が固定化しないからである。

以下に実践を述べる。

1 準備物

トランプをグループ数。

2グループの決め方

毎朝、日直が全員にくじを引かせて、くじにかかれていた番号(6グループならば、1から6の番号がある。)のグループになる。

3 ばばぬきのやり方

(1)ばばぬきは通常のルールで行う。

(2)カード配りは、その日の朝に先生が言った条件に合う人とする。

たとえば、グループで一番生まれるのが遅い人、というように先生が朝に言う。

(3)試合は、時間があれば最低3回行う。

(4)困ったことがあれば、先生に次の時間に報告、相談する。

(5)3試合で三連勝した人は黒板に名前を書いておく。(次の時間の初めにみんなで拍手をする。)

(6)試合は10時25分から10時45分の間(休み時間)に行う。

4 結果

(1)それまでの遊んでいたグループだけではなく、交友関係が広くなった子が増えた。

(2)休み時間に一人でいる子がいなくなった。