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五色百人一首「うらを見るタイミングの指導」

指導に我流が入り込むと、混乱を招くこともあります。我流を廃して、五色百人一首を楽しみましょう。私が陥った我流と、それを克服するためには何をすればいいのかを紹介します。(北海道ML推薦) No.1119079 http://www1.ocn.ne.jp/~nagap/hyakutop.htm
その6 うらを見るタイミングの指導

うらを見るタイミングの指導

五色百人一首は、うらに上の句が書いてあります。
 やったいる最中に、うらを見ても良いというルールになっています。
 私は、次のように指導しました。

間の時間にうらを見てもいいです。
 次の札を読み始めたら、見るのをやめてください。

この指示では、ダメでした。
 「次の札を読み始めたら」やめるので、もう次の札を読み始めてしまっているのです。
と言うことは、たまたま見ていた札が、読まれた札かもしれません。
 また、どこまで見ていてよいのかというのも、あいまいになりやすいです。
 向山先生は、「初めての指導」で次のように指導しています。

2回目を読みおわったら、見てはいけません。

上のように言ったあと、次の札を読みます。
「寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ
 いづこも同じ 秋の   今は見ていいんですよ。
 秋の夕暮れ ここで、見てはダメなんです。
 2回目を読みおわったら、見たらダメなんです。」
 このルールは、子どもが百人一首を覚えるために必要なルールです。
 ぜひ、徹底させたいものです。

★☆参考・引用☆★
「A:五色百人一首(初めての指導)」テープ 東京教育技術研究所
「五色百人一首指導の手引き」 東京教育技術研究所