「円を線で分ける」の授業
2年生の算数授業の補教で、向山洋一氏の実践を追試しました。授業開きにもおすすめです。
1.円を1本の線で分ける
指示 . 1
ノートにまるい形をひとつかきなさい。
まるい形は、円と言います。
黒板に円をかいてお手本を示す。
発問 . 1
円を貫く1本の線をかきます。
円はいくつに分かれましたか?
(2つ)その通り!正解!
2.円を2本の線で分ける
発問 . 2
2本の線を引くと、円はいくつに分かれますか?
黒板には円だけかいておく。
指示 . 2
ノートに、いくつと書いて持ってきなさい。
答えは3つ(4つ)としか書いていない場合は、「おしい、50点」と言って、丸を付ける。
「3つと4つ」と書いてあれば、「100点!」となる。
黒板にかいた円で答え合わせをする。
3.円を3本の線で分ける
発問 . 3
線をもう1本増やします。
3本の線を引くと、円はいくつに分かれますか?
今度は、ノートに図をかかせる。
指示 . 3
ノートに、図といくつとかいて、持ってきなさい。
「4つ、5つ、6つ、7つ」が正解。
1つ25点で4つかけたら100点。
4.板書は早い子と遅い子の時間調整
100点の子ども達には、黒板に図と答えをかかせる。
こうすることで、早い子と遅い子との時間調整になる。
答え合わせが終わり、休み時間になっても、子ども達は、ノートに円と線をかき続けていた。
【引用文献】
「向山洋一算数の授業CD」:向山洋一氏
TOSSランドNo.9802236「円を線で分ける」:田丸義明氏