光村2年「あったらいいなこんなもの」第7・8・9時
2年生「あったらいいな、こんなもの」を音読、視写、作文、発表の順で行った、全9時間の実践記録の第7・8時です。
第7時 発表練習
発表練習を個別評定で行ってきた。その回数は4回。その間に、子どもたちの発表の様子がみるみる変わっていく。
個別評定の観点は
①声の大きさ
②はっきり話す
③目線
④笑顔
⑤見せ方
である。1項目5点の全部で25点満点。
1人ずつ発表してもらい、先生が点数をつけます。
先生は発表するときにどこを見るのか教えますので、ノートに書きます。
1つずつノートに項目を書かせる。
先生が点数を言うから、ノートにその点数を書いておきましょう。
では、5分時間をあげますので、練習してください。
自分の席で個人練習開始。
1回目。5分後に1人ずつ個別評定開始。
教室前の中央に立ち、発表する。
次に発表する子は、教室横で待っている。
出だし10秒程度で項目ごとに点数だけ言っていく。
終了後に言う。
また10分後に2回目の発表をします。1つだけこれを頑張るぞ、と決めて練習します。
場所をかえて練習しても良いことを伝えると、前に立って練習する子も出てきた。
2回目の個別評定。
意図的にどこかの項目を点数アップさせて評定した。
点数アップに喜ぶ子どもたち。
これでやる気に火がついたようだ。
第8時 発表練習
3回目。
2回目を意識させて練習。
とくに、見せ方の点数が低い子が多かった。
絵を見せるために顔を隠してしまう。
なので、目線も自動的に点数が低くなる。
教科書の絵を参考に、見せ方を考えるように伝えた。
練習場面では、友達で見合う所も出てきたので、取り上げてほめた。
4回目。
最後の個別評定。
今回は最後まで聞いて、評定した。
ほぼ完璧に近い子も出てきた。
5点をとる子が増えてきた。
子どもたちも点数がアップすることで、できていることを実感する。
それがうれしいようだ。
第9時 発表会
本番の発表会。
やはりみんなの前に立つと緊張するようだ。
最初は声がうわずってしまう子もいた。
しかし、話すうちにだんだん声が出てくる。
表情がとてもやわらかく、いい笑顔になっている子もいる。
どの子も、最初よりかなり点数を上げての発表会となった。
発表会では、評定と共に、頑張っている様子を簡単にメモした。
これで、所見にも使えるネタができた。
いい発表会だった。