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くっつきの「へ」の授業

1年生ひらがな指導、くっつきの「へ」の授業の実践記録。

「みんな、夏休みはどこへ行きたいですか?先生、黒板に書きますね。」

うみえ いく。

くっつきの「を」の指導と同じ。
(くっつきの「を」の授業を参照。)
子どもたちからは、「へ」を使うんだというコールが起こる。
教師がわざと間違えることによって、子どもたちの心へくっつきの「へ」は、【へ】を使うということが印象に残るようにする。

この日の授業も、前回の授業も、教師がいかに役者になれるかがポイント。
楽しみながら、やる。

説明 . 1

みんな、向こうを指さして。そして、指を少しだけ曲げてごらん。
ほら、指が「へ」になったね。方向を指すときは、「へ」を使うんだ。

この説明は、須田清氏の本『かな文字の教え方』から学んだ。
一年生担任、必読書である。

以下、同様に間違えながら楽しく進める。

「海で泳いだら、お腹が空いたなぁ。冷たいおそばが食べたいな。」

【そばやえ いく】→【そばやへ いく】

「いっぱい遊んだね。そろそろ帰りましょう。」

【いええ かえる】→【いえへ かえる】

この後、くっつきの「へ」を使って、作文させた。

二つできた子は、先生にノートを見せる。

早くできた子は、黒板に書く。

くっつきの「へ」の文がずらっと並ぶ。

教師が「へ」を黄色チョークで囲みながら、みんなで読んで、終了。

子どものノートは、以下のようになる。

①うみへいく。
②そばやへいく。
③いえへかえる。
④※子どもが作った文
⑤※子どもが作った文   (「へ」を赤鉛筆で囲ませる。)