学期末の仕事術【学期末の原則10箇条】
授業の原則10箇条をベースにして,私なりに考えた学期末の仕事術です。
「学期末の仕事術【学期末の原則10箇条】」と題して,2010年11月26日TOSSまほろば例会で発表した。
(1)趣意説明の原則
①それは本当にやらなあかんことか考える。やらなくていいことならやらない。
(2)一時一事の原則
①まとまった時間を作って,一気にやる。
②徹夜するなら,他人の定めた締切前ではなく,自分の定めたデッドラインで徹夜する。
(3)簡明の原則
①複雑な手順の仕事は,簡単にできないかと考える。
②下書きをしない。
③四つ切り画用紙作品は2つ折りにして保存する。
④パソコンを使わない。手書きでいいじゃないか。
⑤パソコンでいいじゃないか。
⑥「どうしましょうか」ではなく,「こうします」。
(4)全員の法則
①1人分抜けているだけで時間が2倍かかると心得る。
②根回しをする。了解を取り付ける。
(5)所持物の原則
①訂正印を用意する。
②修正ペンを用意する。
③透明ラベルを使う。
④いらないものは捨てる。
⑤机の上を広く使えるように,物をどける。
⑥請求書が届いた時点でお釣りなしの現金を用意する。
⑦個人懇談では,モノを見せる。
⑧「テトリスをしない」と紙に書いて壁に貼っておく。
(6)細分化の原則
①学期末処理事項を細分化して書き出す。たとえば,「通知票」なら「採点」「学習面評定」「生活アンケ
ート」「生活面評定」「はんこ押し」「所見」「出席日数」「教師印」となる。
(7)空白禁止の原則
①「起動」「プリントアウト」「ダウンロード」「職員会議の始まる前」などの隙間時間を活用する。
②はんこ・印刷機・穴あけパンチ・ラミネーターなどを使う際,繁忙期を避ける。
③1単元終わっていなくても評定を出す。
④来学期の最初にすべきことを予めやっておく。
(8)確認の原則
①自分の目,子供の目,保護者の目,管理職の目,を通す。
②別の日にもう1度見る。
③「確認する」を,やることメモに書く。
④行事予定に「習字セットを持ち帰る」などと書き込む。
(9)個別評定の原則
①あの先生のやり方は良くてこの先生のやり方は悪い…と観察する。
(10)激励の原則
①忘年会を楽しみにする。
②冬休みには仕事はしない!と決める。