江戸時代のことば遊び「判じ絵」
江戸時代のことば遊び『判じ絵』のことを知り、いろいろなことば遊びのおもしろさに気付くことをねらいにした授業案です。

ポンタくんは買いものにやってきました。お母さんのメモにはこんなふうに書いてあります。最後の行には何て書いてありますか。
(ください おかあさんより)
それでは1行目は何て書いてありますか。これは、りすがさかさまになっています。
(くすりやさんでかぜぐすりを、)
2行目わかる人?
みんなで読みます。さんはい。
(おにくやさんでおにくを、)
続きの行もみんなで読みます。さんはい。
(やおやさんでたまねぎとじゃがいもとにんじんを買ってきて)
くださいとなるんですね。
絵を見て考えるなぞなぞを判じ絵といいます。みんなでいいます。判じ絵。
判じ絵は今から400年前の江戸時代にはあって、歌舞伎役者の着物のもようにもなっていました。
それでは魚を例に判じ絵のパターンについて勉強しましょう。
まず、文字抜きです。絵が消えている部分の文字が消えます。
魚の頭が消えていると何ですか。
(かな)
真ん中が消えていると何ですか。
(さな)
これは何ですか。
(さか)
つぎに逆さ読みです。絵が逆さまになっていると、文字の順も逆になります。
これは何ですか。
(なかさ)
最後は濁音、半濁音です。絵に濁音、半濁音がついていたら、つけた文字になります。
これは何ですか。
(さがな)
それでは江戸時代の判じ絵をやってみましょう。
けだものはんじものです。動物の判じ絵ばかりを集めたものです。
これは何ですか。ヒントは「きね」の間に「つ」があります。
(きつね)
これは何ですか。ヒントは2種類の鳥「さぎ」と「う」がいます。
(うさぎ)
それでは自分で作ってみましょう。
参考にできるように、判じ絵単音早見表を配っておく。
1つできたら、先生のところに持ってきます。
昔から伝わることば遊びを大切にしていきましょう。