備長炭電池をつくろう
子どもTOSSデーで、備長炭電池を作って見せたら、「えー、これで電気が作れるの?」「とても簡単!」と子どもたちが喜んだ。 『電池』といっても、いろいろなタイプがあることを知らせるよい機会となった。

準備物
・備長炭(備長炭でないと電気は流れない) ・ペーパータオル ・食塩水(とけ残るくらい濃いもの) ・アルミニウムはく
・導線(みの虫クリップがあると便利) ・電子オルゴールなど(豆電球やモーターでもよい)
実験の手順
1.食塩水でぬらしたペーパータオルで備長炭を包む。
2.ペーパータオルで包んだ備長炭をアルミニウムはくで包む。
この時、備長炭とアルミニウムはくが直接ふれないようにする。

3.備長炭が+極、アルミニウムはくが-極になる。
導線をつないで電子オルゴールをつなぐ。

※実験した後、アルミニウムはくを懐中電灯で照らすと、アルミニウムはくが溶けて、小さな穴が空いていることが分かる。
※子どもTOSSデーでは、いくつかの備長炭電池を直列につながせた。
備長炭電池1個では小さかった電子オルゴールの音が、大きくなって盛り上がった。

【参考文献】
『かんたん実験 理科のタネ』(光村教育図書) 向山洋一監修 小森栄治著