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理科の授業開きに使える「針金ハンガーの10円玉回し」

理科の授業開きには、「注意事項」「約束」でおわってしまうともったいない。理科に興味を持つような、理科の先生が大好きになるようなことをしたい。

(1)拍手喝采!10円玉回し

10円玉を、すっと針金ハンガーの先に載せる。

子ども達が固唾を飲んで見守っている。
のせるだけでも呼吸が止まる。
ハンガーをゆっくりと、揺らす。

10円玉が落ちそうに・・・なかなか落ちない。
次第に揺れを大きくして、えいっ!と回す。
ぐるぐる回しても、まるで10円玉が針金ハンガーにくっついたかのように、落ちない。
拍手喝采!

発問 . 1

どうして10円玉が落ちないのでしょうか?
こういうことを考えるのも、理科です。

子ども達は、理科の授業を楽しみに待つだろう。

(2)準備物

①10円玉
②針金ハンガーを、ひし形に伸ばしておく。
事前に10円玉を載せてみる。うまく乗らないようなら、
やすりで10円玉をのせる部分を平らに削っておく。
もちろん、事前に練習しておく。

コツ

はじめはゆっくりゆらし、次第に大きくしていく。
初めてやるときには、やすりで平らに削っておくとコツがつかみやすい。
バケツに水を入れて回すのと同じである。
何度か事前に練習しておくと良い。
少し大げさに、深呼吸などをしながらやると盛り上がる。

理科の授業の目標は、「理科好きの子を育てる」ことだ。
理科の楽しさを感じさせれば、「楽しい理科をやるためには約束を守りましょう」
という指導を子どもは素直に受け入れる。