エイサーの授業〜唐船ドーイ〜
沖縄伝統のエイサーの動きをパーツに分け、それぞれのパーツに名前をつけて指導しました。 No.8182494 http://blog.goo.ne.jp/tamochi15/e/fb98648d7d58977e32dd167977b5840a

(C)TOSSインターネットランド/体育/表現運動/エイサー 作成:稲嶺 保(TOSS”必然“)
1.エイサーとは
(1)エイサーとは
エイサーとは,沖縄諸島の伝統的な盆踊りである。
元来,集落の若者たちが浄土真宗の念仏歌を合わせて各戸を踊り回る盆の行事で,その念仏踊りがエイサーの前身と言われる。
エイサーは,7月の旧盆行事であるが,祭りや学校の運動会にも取り入れられ,沖縄の代表的な踊りとして県民に親しまれている。
(2)唐船ドーイとは
エイサーで使用される歌は,念仏歌が中心に歌われていた。しかし,現在はその多くが省略され,断片的にしか歌われていない。
現在は,男女の恋愛を扱った民謡も多く,今回の「唐船ドーイ」もその一つである。
「唐船ドーイ」は,エイサー踊りの最終曲,仕上げによく利用されている。
エイサーの町,沖縄市では,青年会18団体中17団体が 最終曲として利用している。
「唐船ドーイ」を踊ります。(例示として,教師がおどる。)
左足でリズムをとります。手を指揮者のようにたたきます。(基本の動き)
※全身でリズムをとる子をほめる。
※教師は,児童の前で鏡の状態で例示を行う。
歌詞「一散走えー」から踊ります。(Aの動き)
左足前で1(タン)・2(タン)・3(タン)・4(タン)。
右手,頭の高さで1(タン)・2(タン)・3(タン)・4(タン)。(A-①)
右手は,頭のまわりでくるり。
基本,1(タ)・2(タ)・3(タ)・4(タ)。
しゃがんで1(タン)。立って2(タン)・3(タン)。(A-②)
今の動きを評定します。
※評定は,「足の動き」だけを見る。列ごとに評定を行う。
歌詞「町村やー」から踊ります。(Bの動き)(B-①)
基本1(タ)・2(タ)・3(タ)。右足うしろで4(ター)。右手まわして止める。
まわさないで1(タン)・2(タン)・3(タン)。
まわして1(タン)・2(タン)・3(ターン)でまわれ左。 (B-①)
最後の「3(ターン)」は,左足を斜めに踏み込みます。
基本1(タ)・2(タ)・3(タ)・4(タ)・1(タ)。 (B-②)
最後の「1(タ)」が「ハイヤーセンスルユイヤナー」の「ナ」になります。
「ナ」の後です。
1(タン)・2(タン)・3(タン)・4(ターン)でまわれ右です。
最後の「4(ターン)」は左足を斜めに踏み込みます。(B-②)
全体を通してみます。(教師も例示としておどる。)
最後にかけ声(はやし)を入れます。「ナ」の後に「イヤーサーサーサーサー」のかけ声です。
「唐船ドーイ」
1、唐船(とうしん)
どーい さんてーまん
一散(いっさん)
走(は)
えーならんしや
ユーイヤナー
若狭(わかさ)
町村(まちむら)
ぬサー
瀬名波(しなふぁぬ)
ぬタンメー
ハイヤセンスル ユーイヤナー(イヤーサッサッサッサッ)
(『沖縄市のエイサー』より)