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理科室探検で器具の配置を教える

授業開き2日目 理科室探検で器具の配置を覚えさせる授業である。 No.8614120 http://homepage1.nifty.com/comma/rika-03.html

2時間目,理科室に連れて行く。理科室探検を仕掛ける。

今日は理科室探検をします。」

と告げる。これだけで子どもたちはワクワクするようだ。

理科室にある器具すべてをノートに書きます。戸棚を開けても,中の器具をそっと触ってもいいです。ただし,見たものはすべてノートに名前を書いていきます。

名前の分からないものは理科室に常時掲示している器具の名前の図表を見なさいと話しておくとよい。
ノートは見開き2ページを使わせる。
そこに理科室の全体像を板書する。
もちろん,子どもたちにはノートに写すよう指示する。
その中を埋めていくイメージだ。
班で分担し,手分けをして一斉に探検を始める。
時間は30分程度の扱い。
書けたところまでで終わる。
元の席に戻し,書けなかったところを班の中同士でノートを見せ合い,残りを埋めていく。
情報交換させるのだ。

ここでの学習は,後からの学習の際に,自分たちで実験観察の器具を取りに行かせるときに役に立つ。

私の理科の授業は原則として,器具は予め,用意することはしない。
もちろん,マッチや薬品,刃物など扱いに注意を要するものは別である。
理科専科であればまだしも,担任を持ちながらの理科は,事前に教師側がすべて用意することなどできないからだ。
子どもには「ノートに書いた器具しか貸しません。」と告げておく。
そうすることで子どもに必要な実験の器具をノートに書き出し,名前を覚えていくという効果も生まれる。
班全員がちゃんと書いていないと実験できないシステムにしているので,班での協力も生まれる。
1年間通用する学習システムを子どもに教えていくことで学習技能を育てていくのである。