古典の発表(竹取物語)
児童自身が古典を発表する機会に活用できます。
時間は3分程度です。
向日市に縁のある竹取物語を主にして構成しています。

【第一部】かぐや姫解説
京都府向日市は、かぐや姫をテーマにして町づくりをしていました。
私たち3年生は、この「かぐや姫」の話を発表します。
私たちが本で読んで知っているかぐや姫は、次のようなお話です。
かぐや姫は、光る竹の中から出てきました。
そして、竹取じいさんたちに育てられます。
美しく育ったかぐや姫は、たくさんの若者から結婚を申し込まれますが、
だれとも結婚をしないで、月に帰っていきました。
このかぐや姫のお話。
源氏物語という本には、次のように書かれています。
さんはい。
「物語の出(い)で来はじめの祖(おや)」
全員で発表。
日本で一番最初に作られた話だということです。
かぐや姫が大昔からあった話と知り、びっくりしました。
【第二部】竹取物語冒頭
かぐや姫は、もともと「竹取物語」と言ったそうです。
次は、この竹取物語を読みます。
今となってはもう昔のことですが、
竹取じいさんとよばれている人がいました。
今は昔、竹取のおきなといふものありけり。
全員で発表。
野や山に入って、竹を取り、いろいろなものを作るのに使っていました。
野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことに使ひけり。
全員で発表。
名前を、さぬきのみやつこと言いました。
名をば、さぬきのみやつことなむいひける。
全員で発表。
いつも取っている竹の中に、根元が光る竹が一本ありました。
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
全員で発表。
比べながら読むと「かぐや姫」の話が
昔からあるということが分かりました。
【第三部】様々な竹取物語
今、みんなで読んだ竹取物語が、
私たちの知っている「かぐや姫」のように少しずつ読み方や内容が
変わりながらも残っています。
例えば、竹取物語は、短歌でも詠まれています。
大和物語77段。
さんはい。
「竹取が よゝになきつつ とゞめけむ 君は君にと こよひしもゆく」
全員で発表。
他にも竹取物語は、
マンガ・映画・歌舞伎、そしてみんなが知っているかぐや姫など、
いろんなものに変わっています。
私たちの向日市にも関係のあるかぐや姫の話が、
いろんな話になっていることが勉強できました。
これで私たちの発表を終わります。