植物の種の運ばれ方
植物の種が運ばれる動画を見せたり飛ぶ種の工作をしたりすることで、子どもたちに興味を持たせ自然の知恵に気付かせる授業です。

ホウセンカの種を触ってみる
3年生で育てるホウセンカの実は、風や動物の接触によってはじけ飛ぶ。
実ができたら、実際に触ってみると、とてもおもしろい。
動画を見せる
ホウセンカの種は一瞬ではじけてしまうので、どのように種が飛ぶかを観察するのは難しい。
「ユーチューブ」や「理科ねっとわーく」で検索すると、スロー再生した動画もあるので便利である。
動画を見せた後で、次のように発問する。
種がはじけ飛ぶことで、どんなよいことがありますか。
意見が出にくいときには、「もし、はじけ飛ばずに、種がすべて根元にこぼれ落ちたらどうなるか」を考えさせる。
はじけ飛ばないと、次の年に同じ場所からたくさんの芽が出ることになってしまうことに気付かせる。
他の植物も、種を遠くへ飛ばす工夫をしています。
どんなものを知っていますか。
「タンポポは、風で綿毛を飛ばす」
「オナモミは服にくっついて運ばれる」
など、知っていることを発表させる。
いろいろな実の工夫を動画で見せる
動画サイトには、「飛ぶ種」というキーワードで検索すると、「風で飛ぶ種」「鳥に運ばれてとぶ種」「水で運ばれる種」
「動物にくっついて運ばれる種」「虫が運ぶ種」など、様々な動画がある。
1つ1つ動画を見せながら、「これは、どんな工夫?」と植物の工夫を見つけさせる。
飛ぶ種の模型づくり
TOSSランドに、飛ぶ種の模型づくりのサイトがある。
それを子どもたちに見せながら、工作をすることができる。
TOSSランドNo.5865004「ニワウルシの種」
リボンのような形に仕上げる。失敗が少なく、飛ばし方も簡単。
いくつもつくって、同時に投げ上げると、種が広がっていく様子が分かる。

TOSSランドNo.3359722「ラワンの種」
羽根つきの羽のような形。
クリップのおもりを中心に回転する。

TOSSランドNo.6269443「マツの種」
少しコツがいる。
クリップを斜めにはみ出すようにつける。
手の平にのせて、地面に平行に投げ上げるとよく回る。
