面積/かける数と積の大きさ
同時進行の向山型算数6年 2 分数のかけ算・・・P.7~16の第5時の指導案です。

線分図を写した方がわかりやすい場合
面積と分数 P.10
【1】 10ページ □の5番。問題を読んでみよう。(しっかり2回)
【2】 右に図が書いてあります。薄い水色の所を指差してごらんなさい。
そこが厚紙の面積です。
縦5分の3メートル、指差してごらん。指差していない人がいる。
となりの人と確認します。
横8分の7メートル、指差してごらん。
【3】 もう一度問題を読んでみよう。(図を見た後の方が、問題をより理解できる。)
【4】 ノートに「式」と書いて、この問題の答えを求める式を書きなさい。
【5】 指名。書けた人。○をつけましょう。この問題は簡単だよね。
(「教科書に書いてある。」そうだね。)
【6】 計算してごらんなさい。ミニ定規を使いなさい。
【7】 一番早く終わった子に板書させる。
【8】 書いた子に板書を読ませる。
【9】 全員に確認。「式」と書いてありますか。このように書けた人?よーし。
でも、これだけでは何か足らないんだけどなあ。(「わかった!答えだ。」)
その通り。「答え 40分の21㎡」と書きます。単位を忘れてはいけませんよ。
【10】 教科書の□の中にも答えを書きなさい。
【11】 下の3行を読みましょう。
かける数と積の大きさ P.11
【12】11ページ。「かける数と積の大きさ」。ノートに題名を書きなさい。
【13】問題を読みましょう。(しっかり2回)
【14】すぐ下に線が2本引いてあって、□が書いてありますね。数直線といいます。
数直線を指差します。上の段。0、□、240、□、今どこを指差していますか。
となりの人と確認です。右の□ですよ。指差していない人がいる。(円)。
下の段。0、3分の2、1、1と3分の1、今どこを指差していますか。となりの人と
確認します。(m)。
(数直線や表などは、数値を一つずつ数えて指差し確認をさせて、全体像をつかませる。)
【15】この数直線をノートにそっくりそのまま写しなさい。
ミニ定規を使ってなければ書き直しです。
教科書と同じように書いてなければ書き直しです。
(かける数と積の「大きさを比較」するためには、数直線が有効である。だから、
本時では数直線を写させた。)
【16】書けたら持っていらっしゃい。
(ページが書いてない子→書き直し。問題番号□6が書いてない子→書き直し。
数値を書き落としている子→書き直し。たて線は点線なのに実線の人→書き直し)
写すことは簡単じゃない。難しいことなんです。
(早く書けた子2人に共同作業で大きな数直線を板書してもらう。)
【17】☆の1。(読む。)これをこう書きます。
1
布 1___mの代金--→式
3
式を書きなさい。
【18】指名。「ぬの、1と3分の1メートルの代金やじるし式、・・・」と読ませる。
ぼんやりしている別の子も指名。読ませる。
書けた人?よし。○をつけましょう。この問題はとっても簡単だよね。なぜ?
(「教科書に書いてあるから。」)そう書いてあるね。
【19】計算してごらんなさい。
【20】指名。できた人?よし。○をつけましょう。
でも、何か足りないんだよね。(「答えです。」)そうだ。そう思った人?
答えがあるといいんだね。「答え 320円」書いてください。
みんなで全部を読んでみよう。(書けない子へのヒント)
【21】教科書の式にも答えを書きなさい。(ここには単位は書かない。)
【22】240×1と3分の1の答えを、ノートに写した数直線の□の中に書き込みなさい。
240×1と3分の1の答えは、240と比べて右の□か?左の□か?
(ここがポイント。240との比較を数直線上で行う。)
(「右の□!」)黒板の数直線に書き込む。
【23】教科書の数直線にも書き込みなさい。はみ出してもいいから。
(3分の2mの場合もそっくり同じように繰り返させる。変化のある繰り返し)
【24】次。布3分の2mの代金を求めます。今、書いたのとそっくり同じようにして
求めてごらんなさい。
【25】式が書けたら持っていらっしゃい。(個別チェック)
2 2
布___mの代金--→式 240× ___
3 3
先ほどと同じように書いてなければ書き直し。
【26】計算してごらんなさい。
【27】指名。答えまで書いてあるか確認。
【28】教科書にも答えを書きなさい。
【29】次に先生、何をさせると思いますか?(「□に入れる」)その通り。
答えを数直線の□に書き込みなさい。(「□が1個しかないからすぐわかるよ。」)
【30】教科書の数直線にも書き込みなさい。はみ出してもいいです。
【31】はてなマーク。かける数と積の大きさの関係を調べましょう。
「積」とはかけ算の答えのことです。念のため、聞いてみよう。
わり算の答えを何という?(商)
たし算の答えは?(和)
ひき算の答えは?(差)
和は何算の答え?(たし算)
差は?(ひき算)
積は?(かけ算)
商は?(わり算)
(向山洋一氏の『4年小数CD』の中の指導を追試した。テンポよく問うのがポイント。)
【32】☆の2番。いっしょに読んでみよう。さんはい。
積がかけられる数の240より小さくなるのはどちらですか。
ノートに書きなさい。
☆1 積が240より小さくなる--→式
(挙手させる。全員正解。)
【33】びっくりマーク。みんなで読もう。
【34】①積がaより小さくなるのはどれですか。こう書きます。
① 積がaより小さくなる--→式
(☆1と①で、同じ形式の答え方をさせることで、思考が連続する。)
【35】○○くん、積がaより小さくなるのは、どんな数をかけたときですか?(何人かに問う。)
(「1より小さい数をかけたときです。」が正答。教科書に書いてある。)
【36】答え合わせ。それぞれ挙手させる。子どもたちはアとウでパッと挙手した。
「できた印」を教科書につけさせる。
【37】 『あかねこ計算スキル』№8をやって終了。