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「虫」という漢字はどんな生き物から生まれたの?

漢字の成り立ちをクイズ形式で学習することができます。
竹中洋子氏の実践の修正追試です。
TOSS豊橋推薦 No.9245890 http://www.katch.ne.jp/~ikeda35/kanji.htm
原実践:竹中洋子先生  修正追試:池田義和先生
コンテンツ作成:福原正教

スマートボードに「土」と表示する。

発問 . 1

「土」の下の棒は、何を表しているのでしょう。

・一 ・地面 ・地球 などが出た。

説明 . 1

これは、地面を表しています。

発問 . 2

上の+は、何を表しているでしょう。

・木 ・人間 ・草 ・花 などが出た。

説明 . 2

これは、植物の葉と芽を表しています。
「土」という字は、地面から植物が生えている様子からできた漢字なのです。

スマートボードに「虫」と表示する。

発問 . 3

何と読むでしょう。

指示 . 1

みんなの知っている虫の名前をノートに書きなさい。
時間は2分です。

列指名で発表する。

・カブトムシ ・モンシロチョウ ・クワガタムシ ・カマキリ などが出た。

発問 . 4

「虫」という字は、ある生き物の形からできました。

指示 . 2

ノートに、その生き物の絵を描いてください。
描けた子は、先生のところに持っていらっしゃい。

早く持ってきた子7名に黒板に描かせる。
描けない子は、黒板の絵を写してもよいと告げる。

・テントウムシ ・カブトムシ ・セミが木にとまっているところ などが出た。

説明 . 3

実は、みんなが描いてくれた中に、正解はありません。

スマートボードで虫の元になった絵を見せる。

発問 . 5

虫という字は、こんな形をしていました。
何という生き物でしょう。

・ヘビ ・ミミズ ・ムカデ が出た。

説明 . 4

実は、ヘビなんです。
ヘビは昔は「ながむし」と言われていました。
マムシというヘビもいますね。
「虫」という字は、足のない生き物を表していました。
それが、だんだんと虫を表す字になっていったのです。

・ナガ「ムシ」だからかあ。 ・マ「ムシ」かあ。 と納得した様子。

指示 . 3

これから、虫のつく漢字のクイズを出します。
何と読むか分かった子は、手を挙げなさい。

スマートボードに表示しながら、問題を出す。

第1問
「蚊」  ヒント1 字の右は「文」という字だね。飛ぶときに、ブーンという音がします。
     ヒント2 さされると、とってもかゆくなります。
第2問
「蛍」  ヒント1 この虫を見たら、「わー、きれい。」と言うでしょう。
     ヒント2 おしりが光ります。
第3問
「蚓」  ヒント1 土の中にいます。
     ヒント2 学校のカメのエサになっています。

・「蚊」の問題では、一発で正解した子がいた。「文がついてるから、ブ~ンって飛ぶんだよ。」と、教師が言う よりも早く説明をしていた。

発問 . 6

最後の問題です。
何と読むでしょう。

スマートボードに「蟹(かに)」と表示する。

指示 . 4

答えをノートに書きましょう。
書けた子は、先生のところに持っていらっしゃい。
正解した子は、座って待っています。

ヒント1 川や海に住んでいます。
ヒント2 大きさは、消しゴムぐらいのものから、GくんやAちゃんぐらいのものもいます。

・正解した子に「大正解。」「すごい。漢字の天才だ。」と言うと、飛び上がって喜んでいた。

○を7人もらったところで、最後のヒントを出した。

指示 . 5

大ヒントです。
正解した子は、その生き物の動きをまねしてみましょう。

・正解した子は、指をハサミにしたり、横にちょこちょこ歩いたりした。
 すると、「わかったあ。カニかあ。」と言って、ノートを持ってきた。
・このヒントで、全員正解することができた。